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アルコール分が0%の「ノンアルコール飲料」。ビールの代わりとしてだけでなく、新しい飲み物として積極的に楽しむ人が増えてきた。そこで気になるのがTPO(時、場所、機会)。ノンアルコールビールは職場で飲んでもいいのだろうか?

外回りの途中でノンアルビール

店頭に並ぶノンアルコールビール(横浜市のスーパー)

店頭に並ぶノンアルコールビール(横浜市のスーパー)

「仕事が一段落したので、気分転換しようかと」。平日の夕方、東京・大手町のコンビニエンスストアで男性会社員(32)がノンアルコールビールを買っていた。「外回りのときに時々飲んでいる。アルコール分はないのだから、仕事に支障はないはず」と苦笑い。ただし「職場で飲んでいる人を見かけたことはない」という。

ビール風味ではあるが酔うことはない。そんなノンアルビールは様々なシーンで飲まれるようになってきた。

サントリーが1月に実施した「ノンアルコール飲料の飲用動向調査」によると、ノンアルビールを飲む場面として「車の運転があるとき」と答えたのは23%。「夕食中」(54%)、「くつろいでいるとき」(24%)など、飲む場面が多様になってきたという。同社では「ノンアルコール飲料はもともと、運転時などに仕方なく飲むというイメージが強かったが、最近では様々な場面で積極的に楽しむ人が増えてきた」と分析する。

 リラックスタイムに飲むようになったノンアルビール。職場でも休憩中に飲んでいいのだろうか。ある大手自動車メーカーは「アルコールについては社内規定などで禁止を徹底しているが、ノンアルコールは特に規定はない。ただしノンアルコールとはいえビールの一種と考えられるので、個人的には仕事中に飲むのはどうかと思う」と指摘する。

ビールメーカーはどうだろう。キリンビールは「社員食堂には置いてあるので、食事中や休憩時間に飲むケースはある。ただ職務中に飲むことはあまりないのでは」と話す。アサヒビールも「ノンアルといえどもビール的な商品と位置づけている」と職場で飲むことに対しては否定的だった。

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