なぜ加齢臭は男性が強い 曲がり角は何歳か編集委員 小林明

加齢臭の原因と発生の仕組みを簡単にまとめたのが図3

原因となる物質は、人間が分泌している皮脂(図4)の中に含まれる脂肪酸の一種「9―ヘキサデセン酸」。それ自体にニオイはほとんどないが、やがて酸化したり、皮膚上の雑菌によって分解されたりすると「ノネナール」という物質ができる。この「ノネナール」が加齢臭の主要成分なのだそうだ(資生堂が1999年に世界で初めて発見した)。



加齢に伴い「9―ヘキサデセン酸」の分泌量が増え、体の抗酸化作用も弱まるため、加齢臭は自然に強くなる。実際には、汗に含まれているアンモニアや酢酸、足の悪臭の原因になるイソ吉草酸(きっそうさん)などが複雑に入り交じって、加齢臭になる。ニオイの強弱はあるものの、加齢臭は40歳を過ぎた男女ならだれでも発生しているようだ。

さて、ここまで調べた結果、加齢臭を防ぐには、皮脂腺から分泌される皮脂に気をつけるべきだということが分かった。

では、皮脂腺そのものは人間の体のどこに多く分布しているのだろうか?

分布を調べると、興味深い事実が読み取れる。

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