アクションカメラの入門機、手ぶれ補正あり機能十分
ソニーからアクションカメラの新機種「HDR-AS50」が登場した。本体を自転車などに装着することで、一般的なビデオカメラでは難しい、臨場感のある映像を撮影できる。
●実売価格:2万4880円(税抜き、ソニーストアの価格)
●有効画素数:約1110万画素
●レンズ焦点距離(35mm判換算):18.4mm(ワイド時)、21.8mm(ナロー時)
●最短撮影距離:約30cm
●記録メディア:マイクロSDカード、メモリースティックマイクロ
GPS機能や4K動画の撮影機能を省いた廉価モデルとなるものの、物足りなさは感じない。手ぶれ補正機能は上位機と同等だ。実際、自転車に装着して撮影してみたところ、スムーズな映像に仕上がった。
最大165分という連続撮影時間も良い。こちらは従来機よりも大幅に伸びている。バッテリーの充電は本体背面のマルチ端子を利用する。同端子とモバイルバッテリーを接続すれば、給電しながら長時間撮影できる。
撮影モードは、動画、写真、タイムラプス(一定間隔で静止画を撮影する)など5種類ある。撮影した映像や写真は、マイクロSDかメモリースティックマイクロに記録される。
このほか注目なのは、映像を確認しながら撮影できる専用のリモコン「ライブビューリモコン」だ。従来のものよりも小型になった。腕などに装着でき、カメラとはブルートゥースで接続する。カメラが捉えた映像をリアルタイムで表示し、撮影のスタート/ストップなどができる。
専用アプリを使えばスマホでも映像を確認できるが、使い勝手にこだわるならリモコンの付属セットを購入するのがお勧めだ。。リモコン単体での販売はなく、カメラとのセット「HDR-AS50R」(3万9880円、税抜き、ソニーストアの価格)のみとなる。
リモコン以外にも専用のアクセサリーが多数用意されている。手持ち撮影用、自転車用など、目的によっていろいろと選べる。本体用の防水ケースは標準で付属している。
(ライター 原如宏)
[日経PC21 2016年5月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。
関連企業・業界