蚊を入れずに風を入れる 網戸の劣化、交換目安は5年

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蚊の侵入を防ぎつつ上手に風を通したい(写真はイメージ=PIXTA)

ウイルス感染を防ぐためのこまめな換気の習慣は定着したが、夏は窓を開けると招かざる客、蚊が入るのが困りもの。蚊の侵入を防ぎつつ、効果的に風を通す方法はないかを探った。

窓を開け閉めする機会が増える夏場は、どこからともなく室内に蚊が入ってくる。網戸があれば蚊の侵入の多くは防げるはずだが、それでも頻繁に入ってくるなら網戸の破れや穴を疑おう。

蚊対策(1)網戸を点検 害虫・害獣の駆除と予防管理を手がけるダスキンターミニックス事業部の三宅稔さんは「網戸の破れを放置している人は多い」と話す。「網戸ネットの多くはプラスチック素材が使われている。紫外線や熱、水で劣化しやすいので定期的な交換が必要」という。

試しに家の網戸をチェックしよう。色があせていたり、触るとたわんだりするようなら交換時期。環境にもよるが、目安は5年に1回ほどだ。専門業者に依頼するか、DIYが得意ならホームセンターで材料を購入して自力で交換することもできる。換気のために玄関を開けておきたい場合は、防犯機能付きの網戸を後付けする手もある。

蚊対策(2)水たまりをなくす 網戸は新しいのに蚊に悩まされている家は「蚊が好む場所を作り、発生させているのでは」と三宅さん。ひとつは水たまりだ。バケツ、植木鉢の受け皿、空き瓶など、わずかでも水がたまっていたらボウフラがいると思っていい。「水はこまめに捨てる。泥水がたまりやすい雨水口や排水溝は定期的に掃除を」

もう一つは雑草や樹木だ。ヤブカが好んで隠れる場所になるので、雑草は刈り、伸びすぎた庭木は剪定(せんてい)を。「家のまわりをきれいにするだけで蚊の被害は大幅に減らせる」(三宅さん)

蚊対策(3)忌避剤を活用 そのうえで蚊取り線香や虫よけ剤を使うと忌避効果が高まる。風が通る所では薬剤が飛ばされてしまうので「ドアや窓は閉め、そのまわりで炊く」(三宅さん)。一般に蚊が飛べるのはマンションの3階程度の高さまでとされるが、人を追う種類の蚊もいるので、エレベーターなどでマンションの高層階に入り込むこともある。こういう場合も薬剤をうまく使えば「室内への出入りや窓開けのときに蚊を連れ込む確率が減る」。

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洗濯物に付いて侵入