我慢せずに働く時代のメンタリティー

個人が自身のキャリアに責任を持つ代わりに、やりがい、年収、人間関係など、理想の働き方を自ら設定し、それを実現できる時代になっているというのが、著者の主張だ。つまり、我慢しない働き方の時代である。ところが、つい我慢してしまう理由の一つが「思い込み」だ。「仕事は厳しくてツラいもの」「自分だけ自由に働くのが後ろめたい」などと思い込んでいるから我慢してしまう。日本人に多いメンタリティーかもしれない。

こうした心の持ちようこそ、アップデートが必要だろう。我慢しながら働いても、生産性は上がらない。企業の姿勢や風土も、社員に我慢させないように改めなければ、優秀な人材は、よりよい職場を見つけて去っていくだろう。

すでに、転職ありきの時代は到来している。会社と個人の関係が、ひと昔前とは大きく違っていることに、あなたは気づいているだろうか。まだ我慢しながら働いている方は、ぜひ本書を開いてみてほしい。

今回の評者 = 前田真織
2020年から情報工場エディター。2008年以降、編集プロダクションにて書籍・雑誌・ウェブ媒体の文字コンテンツの企画・取材・執筆・編集に携わる。島根県浜田市出身。

転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール

著者 : 村上 臣
出版 : SBクリエイティブ
価格 : 1,760 円(税込み)

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