浅草の観光客に突撃アドバイス 記念撮影のコツ動画で解説 ちょっと良くする写真術(1)

春本番、入学式や行楽のシーズン到来。記念写真を上手に撮るコツを報道カメラマンが伝授する

ちょっとした写真撮影のコツを日本経済新聞の報道カメラマンが動画で解説します。1回目は東京・浅草で観光客に記念撮影の仕方を突撃でアドバイスしてきました。まずは動画をご覧ください。写真をクリックすると動画が始まります。



後ろからカメラの液晶モニターをのぞくと…

「Could you take my picture ?」

春本番、行楽のシーズンが到来。世界中から観光客が集まる東京・浅草を3月下旬に訪ねると、雷門の前ではカメラを手渡して写真を撮ってもらう人、お返しに撮ってあげる人、話が盛り上がって一緒に写真を撮る人など、「写真」を共通語にしてちょっとした国際交流が繰り広げられていた。

訪日外国人客の増加は、観光地にたいへんなにぎわいを取り戻しているようで、近くの店で話を聞くと、浅草では今年に入ってから土日も関係なく連日多くの観光客で混雑しているという。

この日は、春休み初日だったこともあり、国内からの観光客も多く見られた。記念撮影している人の後ろからカメラの液晶モニターをのぞいてみると、「ん?ちょっと惜しいなぁ」「もっとこうした方がいいのに」と思える写真がちらほら。お節介かとは思ったが突撃取材よろしく、撮り方についてアドバイスさせてもらった。

報道写真ではモデルを使えないので、その場にいる人に被写体になってもらう。今回もその場にいた方々に生徒さんになっていただいた。

入学式にも役立つノウハウ

雷門の前はスペースが限られているので、相手を門の前に立たせてシャッターを切るだけでそれなりにいい写真を撮ることができる。これは「雷門」の大提灯(ちょうちん)の存在感の大きさに助けられている部分が多い。しかし、さらによい写真にするには、門と提灯と人をしっかり見せた構図を作る必要がある。

報道写真では見せたいものを大きく、無駄なものを削って写真を完成させるのが基本。記念撮影でも、もうひと工夫加えることでいい写真を撮ることができる。具体的なノウハウについてはぜひ動画をご覧ください。

4月7日の週には多くの小学校や中学校で入学式も予定されている。大切な入学式の記念撮影にも役立つ今回の「ちょっと良くする写真術」を使って、思い出に残る1枚に挑戦してみてください。

(映像報道部兼写真部 斎藤一美)

報道カメラマンは取材の現場で様々な工夫をこらし、見栄えのする写真を撮影しています。本シリーズ「動画で解説 ちょっと良くする写真術」では、日本経済新聞のカメラマンとして17年間取材してきた記者が、現場で実践しているノウハウを披露します。携帯電話にカメラが搭載されて以来、カメラはますます身近なアイテムとなっています。読者のみなさんがブログやSNSでたくさんの「いいね!」をもらえるよう、撮影のコツを動画で紹介していきます。