――私たちにできる対策を教えてください。

個人のパソコンやスマートフォンも攻撃対象です。信頼されている企業などになりすまし、偽サイトに誘導する「フィッシング詐欺」が典型例です。最近はスマホ決済の不正利用も相次ぎました。

リモート勤務で自宅などから社内システムにアクセスする際に、職場指定の方法を守るのは当然ですが、メールの添付ファイルも要注意です。第三者によるのぞき見にも気をつけましょう。のぞき見は「ビジュアルハッキング」と呼ばれる単純な手口ですが、情報漏洩の半分以上を占めるとされます。周囲に細心の注意を払うことが重要です。

ちょっとウンチク

守るも攻めるもAIカギ

サイバーセキュリティー業界では、人工知能(AI)の力を借りてサイバー攻撃に対抗しようという機運が高まっている。通常のウイルス対策ソフトでは検知が難しい未知のマルウエアを見つけたり、侵入後のシステム内での怪しい動きを検知したりといったやり方だ。こうしたセキュリティー製品も出始めている。

一方で「AIへのサイバー攻撃」の懸念も強まっている。自動運転システムなどに組み込まれた画像認識システムに誤作動が誘発されるといったリスクが指摘されている。守るも攻めるも、今後のサイバー攻撃はAIがカギを握りそうだ。(編集委員 吉川和輝)

■今回のニッキィ
阿部 美香さん 延期になった東京五輪では都市ボランティアを務めるので、英語と韓国語をブラッシュアップしている。「ガイドできるよう、東京シティガイド検定の勉強にも励んでいます」
小川 めいこさん ケアマネジャー。新型コロナ感染拡大以後、施設から家に戻る高齢者も多く、介護度が高くなるケースが増えた。「訪問の際はマスク、消毒、検温という基本を徹底しています」

[日本経済新聞夕刊 2021年1月4日付]

「ニッキィの大疑問」は原則月曜掲載です。


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