フォッサマグナに感動 「ジオパーク」ベスト10

自然教育通じ観光振興

「ジオパーク」という言葉を初めて耳にする人も多いだろう。地元の人たちが貴重な大地の遺産を保全し、その自然遺産を教育や観光に役立て、共生しようという地域だ。

2004年にユネスコの支援によって世界ジオパークネットワークが発足し、世界27カ国の90カ所が認定を受けた。現在、世界遺産と同じ正式プログラムへの昇格が検討されているという。

日本では08年に国内版のパークを認定し始め、現在25カ所に達した。その25地域が「日本ジオパークネットワーク」(JGN)を構成し、さらに17カ所が準会員となって認定申請の準備をしている。

ランキング5位までは世界ジオパーク認定も受けた地域が並んだ。地形はもちろん、ガイドの見どころ解説や伝統芸能、ご当地食を盛り込んだ企画も多く、観光地としての魅力も増している。

東日本大震災を機に、地震や防災について学ぼうと訪れる人も増えている。今回はランク外だったが、準会員の三陸(青森、岩手、宮城の3県)を推す声もあった。「観光客も地元の人も楽しく、長続きする活動を目指す」(JGN)。地形を中心に、ひと味違った旅はいかがだろうか。

 ◇  ◇  ◇  

調査の方法 日本ジオパーク委員会が認定した日本ジオパーク25カ所を中心に、認定を目指すネットワーク準会員の17カ所も加えた計42カ所が対象。地形の素晴らしさと保全体制、観光ルートや住民参加のもてなし、街づくり活動などの充実ぶりに注目しながら、一般の人でも気軽に訪れて楽しめるお勧めの場所を挙げてもらった。選者は次の通り(敬称略、五十音順)

石井孝之(JTBコーポレートセールス法人営業マネージャー)▽桑名美保(日本旅行広報室)▽小島禎(楽天トラベル地域振興事業グループリーダー)▽佐藤滉一(S.K.プロ代表)▽周藤利通(北海道地図ジオパーク推進室長)▽中野瑞枝(日本修学旅行協会編集部第一部長)▽藤田勝代(深田地質研究所主査研究員)▽藤原正美(近畿日本ツーリスト国内旅行部課長)▽目代邦康(自然保護助成基金主任研究員)▽矢島道子(東京医科歯科大学非常勤講師)▽渡辺綱男(自然環境研究センター上級研究員)▽渡辺真人(産業技術総合研究所地質標本館企画運営グループ長)

エンタメ!連載記事一覧
注目記事
エンタメ!連載記事一覧