大人も夢中 「世界のボードゲーム」ランキング

2012/11/25

何でもランキング

クリスマスまで1カ月。贈り物の候補に家族や友達と楽しめるボードゲームはどうだろう。子どもと一緒に楽しめるもの、大人同士で楽しめるものを専門家や愛好家に選んでもらった。

<こども>

1位 ドブル(仏) 410ポイント
 絵柄合わせ、遊び方は5通り 共通する絵柄を素早く見つけるゲーム。絵柄は50種類以上あり、1枚のカードにはそのうちの8つが描かれている。欧米でヒットし、6月に完全日本語版が登場した。5種類の遊び方がある。「アツアツポテト」は手のひらに置いたカードを突き合わせ、誰かのカードで一致する絵柄を見つけたら「テントウムシ」などと言って素早くその人にカードを渡す。最後に一番多くカードが集まってしまった人が負け。
(1)1890円(2)2~8人(3)約15分(4)ホビージャパン
2位 ワードバスケット(日) 370ポイント
 早い者勝ちのしりとり 箱に1枚カードを入れてスタート。そのカードの文字から始まり、手持ちのカードの文字で終わる言葉を考え、その言葉(写真の例なら「さんま」)を言いながらすぐにカードを箱に入れる。早くカードを出し切った人が勝ち。「日本語を使った国産ゲームの秀作」(一階良知さん)
(1)1500円(2)2~8人(3)約10分(4)メビウスゲームズ
3位 ぴっぐテン(独) 300ポイント
 数字カード、足し算して「10」に 使うのは0~10の数字カード。順番に数字カードを場に出して数を足していき、合計が10になるカードを出せたら「ぴっぐテン」と言い、カードを全てもらえる。受け取ったカードの枚数が多い人が勝ち。「数字を足して10にするだけなのに、大いに盛り上がる」(小野卓也さん)
(1)1500円(2)2~8人(3)15~20分(4)メビウスゲームズ
4位 ミッドナイトパーティ(独) 290ポイント
 オバケから逃げろ!隠れろ! パーティー会場に潜むオバケから追いかけられ、サイコロの目の数だけ逃げたり、部屋に隠れたりする。サイコロでオバケ印が出るとオバケが3マス分ずつ、猛スピードで追いかけてくる。
(1)3200円(2)2~8人(3)約30分(4)メビウスゲームズ
5位 チーキーモンキー(米) 280ポイント
 動物チップ争奪、やめどき肝心 ぬいぐるみの中から動物の絵のチップを引く。続けて何枚引いてもよく、誰かの手元にある動物が出ればそれが自分のものに、自分がすでに引いた動物が出れば全て戻す。チップを引くのをいつやめるかが肝心。
(1)3780円(2)2~6人(3)約15分(4)アークライト

<おとな>

1位 ラミィキューブ(イスラエル) 530ポイント
 数字組み替え、頭脳戦 1950年代に初版が出た数字パズルのようなゲーム。手持ちの数字タイルを出し切った人が勝ち。1~13までの数字タイルが4色2枚ずつある。ラックに並べた手持ちタイルを共通の場に出し、同じ数字の色違い、または同じ色の連番で3枚以上にする。出せないときは1枚タイルを引く。共通の場に出されたタイルも自由に組み替えられるのが特徴。4年に一度開かれる世界大会では日本人の優勝者も。「数字を組み替える際のひらめく感覚が病みつきになる」(古川睦さん)
(1)2940円(2)2~4人(3)約20分(4)増田屋コーポレーション
2位 ベガス(独) 510ポイント
 「カジノ」で賞金稼ぎ サイコロを振り、カジノでもうけたお金の合計額を競う。今年の新作。6つのカジノのタイルに賞金を並べてスタート。8つのサイコロを振って、出た目のうちひとつを選び、同じ目のサイコロをタイルに置いていく。たくさんのサイコロを置いた人が賞金を多く獲得できる。「出た目をどう使うのかを組み立てる大人のサイコロゲーム」(田中誠さん)
(1)2800円(2)2~5人(3)約30分(4)メビウスゲームズ
3位 カルカソンヌ(独) 430ポイント
 古代ローマの地図作り タイルを順番に1枚ずつ並べて古代ローマの城塞都市「カルカソンヌ」の地図を作る。自分のコマを置いて地図の中の街、道、修道院などを所有でき、その完成度によって得点が決まる。世界大会が毎年開かれる名作。「愛らしいコマを草原や城に並べるのが華やか」(木村有理さん)
(1)3200円(2)2~5人(3)30~45分(4)メビウスゲームズ
4位 ガイスター(独) 340ポイント
 オバケ使って心理戦 青い印のついた良いオバケ4体、赤い印の悪いオバケ4体をそれぞれが持つ。オバケを交互に動かし同じマスに入ったら相手のオバケを取れる。相手の良いオバケを全て取ると勝ち。オバケの種類は相手に見えないので心理戦になる。
(1)2800円(2)2人(3)10~20分(4)メビウスゲームズ
5位 ドミニオン(米) 290ポイント
 自分の領土を豊かに ゲーム開始時の資産は銅貨と屋敷。この資産を効率よく使って自分の領土(ドミニオン)をどこまで豊かにできるかを競う。財宝や土地を増やすだけでなく、相手を攻撃するカードもある。
(1)4725円(2)2~4人(3)約30分(4)ホビージャパン
次のページ
難易度は様々、事前に調べて