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仕事人秘録セレクション

入社1年目は顧客窓口 ブレンドに生きた消費者の声 サントリースピリッツ 名誉チーフブレンダー 輿水精一氏(3)

2019/6/14

2年目に製品の中身を管理する部署へ移り、生産計画の立案などを担当する。ウイスキー消費量が急拡大する中での仕事に充実感を覚えた。

ウイスキーの瓶詰め予定日に合わせて、原料の搬入や仕込みの日程調整といった作業の段取りを整える担当だ。山崎蒸溜所などから原酒を運び込むのに鉄道も使っていた。タンクローリーのような専用貨車があり、計画に沿って貨車やトラックを手配するのが大切な仕事のひとつだった。

当時は指定した日より早く運んでくることがよくあった。しかし、こちらも設備が空かないと引き取れない。先に持ってきたのが悪いと言って、駅の構内に何日か留め置くこともあった。

ウイスキーの需要は年々伸びており工場の拡張が追い付かない中で、既存設備でいかにやりくりするかが腕の見せ所だ。営業や販売部門が要求する数量に応えるのは大変だったが、やりがいを感じていた。出荷がピークを迎える80年代前半まではメーカーにとって幸せな時代だった。

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輿水精一
こしみず・せいいち 1949年山梨県出身。73年山梨大工卒、サントリー(現サントリーホールディングス)入社。99年にウイスキー造りの技術トップである第4代のチーフブレンダーに就いた。「響12年」などを手掛けた。現在はサントリースピリッツの名誉チーフブレンダー。

[日経産業新聞 2008年11月17日付]

仕事人秘録セレクションは金曜更新です。

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