休日スタイルには欠かせないと考える人もいる一方、「子供っぽくなりそう」「似合わない」と敬遠されてきた帽子。アウトドアでのイベントが増えるこれからのシーズン、「今年こそは」と意気込む人のために、自由なライフスタイルの在り方を提案する「FREEMANS SPORTING CLUB(フリーマンズスポーティングクラブ)」のバイヤー古茂田貴洋さんに話を聞いた。
■キャップが人気、バケットハットも増えている
――店頭ではどんな帽子が人気ですか。
「キャップを探されている方が多いですね。なかでも春夏用の生地のものが人気です。やっぱり顔に近いアイテムということで、季節感を出して子供っぽくならないように意識されている方が多いのかと。たしかにそれが大人のおしゃれなのかなと思います」
――キャップが人気なんですね。古茂田さんはそれをどう見ていますか。
「特に大人の男性の方は洋服をそこまで変化させることがないですよね。自分のTシャツのサイジングはこれだよね、シャツのサイジングはこれだよね、というように身につけるものはだいたい決まってきている。それでも何か今っぽさを出したいとなった時に、いま流行のキャップはやっぱりおすすめです」
――お客さんから支持を集めるキャップ以外に、帽子のおすすめはありますか。
「ニュースボーイキャップ(新聞売りがかぶっていたことからアメリカなどでそう呼ばれる。別名=キャスケット)がおすすめですね。もちろん、これも素材感を意識して子供っぽくならないようにすることが大事です。うちで展開しているものは夏場もガシガシ洗える刺し子の生地を使っています。色落ちを楽しんであせた雰囲気を夏は楽しみましょう」
「あと今年は特にバケットハットがかなり増えています。多くのブランドもリリースしていますね。セットアップなどのハズしとしてよく使われています。個人的にはかぶる人を一番選ばないものかなと思っています」

ニュースボーイキャップ(左下)とバケットハット(右下2つ)