モンハン「一狩り」750万人、eスポーツも戦場にカプコンの辻本春弘社長

――今の国内のゲームユーザーはどんな特徴がありますか。

モンハンワールドの特設コーナーを設ける家電量販店は多い(大阪市のエディオンもりのみや店)

「15~20歳くらいの人たちは据え置き型ゲームをやらなくなっていました。今回のモンハンはそういう層がやってくれた、ということです」

――近年はゲーム業界出身の映画監督が増えています。

「ゲーム世代の人が多いですね。昔は映画が先行していて、なかなかゲームの根本を理解してもらえず、うまくいかないケースが多かった。今は違います。バイオハザードで言うと、監督、脚本家はファンで、主演もそうですね。ですから観客にもその臨場感が伝わります。映画化を推進してきましたが、ゲーム業界以外のクリエーターと付き合うことで、こちらも刺激を受けます」

――最近は戦国BASARAなどキャラクターを自治体などが活用しています。

「昔はゲームは悪玉でしたが、今は町おこしや選挙にも使ってもらっています。大阪府警は車上荒らしの注意喚起とか、ゲームへの考え方が変わってきています」

――「ポケモンGO」みたいにモンハンを街で探すというアイデアはいかがでしょう。

「それはちょっと……。企画的には面白いですが、実現は難しいですね。ただモンハンはモンスターの追加もできますし、長く遊んでもらえるようになっています。しかも(モンハンワールドが遊べる)プレイステーション4やXboxOneはネットに接続できるので環境は変化します」

――モンハンワールドはカプコンとして過去最高の750万本を売りました。来年は反動減が起きるわけですね。

「今回は750万本売れたのではなく、750万人のユーザーを獲得したと考えるように切り替えないと。ここからユーザーの動向を見ながらどんなビジネスを展開していくか、検討中です」

専用機が土俵 延長にスマホ

――スマホもいよいよ5Gが登場します。対応策については。

「スマホのビジネスで成功していないので大きなコトは言えませんが、いずれ自分たちの技術や経験が転用できるようになると思います。アナリストにいつまでゲーム専用機をやるんだとたたかれますが、我々はあくまでゲーム会社なんで。ハイエンドのゲーム機にグローバルで戦えるゲームを作り続けていくだけです。その延長上にスマホがあると考えています」

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