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「バス+移動」の可能性 お客とサービスつくる ウィラーの村瀬茂高社長

2019/1/5

――理想はドラえもんの『どこでもドア』のように自由に行き来できるサービスですね。

「そうなんですよ。シンガポールではタケコプターのように大型ドローンが飛んできて、人を運ぶ『空飛ぶタクシー』の実用化実験が始まっています。今の運輸事業の延長線上にはないことが今後起きますから」

――運行を引き受けた京都丹後鉄道は順調ですか。

「まずはダイヤなどを見直したり、イベントを開いたりして地元の利用を増やしました。今年は1つの転換点で観光を含めた交通の革新をやろうかと。1つは東京から高速バスをこの地域に乗り入れました」

「それから着いてからの地元の交通手段の接続を改善するなど、今度は観光目線で見直します。高速バスを降りたら、レストランバスが待っているとかも面白いと思う」

(聞き手は中村直文)

村瀬茂高
1986年(昭61年)愛知学院大商卒。94年西日本ツアーズ(現ウィラー)創業。高速バス大手に。2014年京都丹後鉄道を運行するウィラートレインズ設立、15年事業開始。17年にはKADOKAWA系旅行会社に出資した。趣味はスキーやテニス。愛知県出身。54歳。
20年売上高、半分は海外
ウィラーの2016年12月期のグループ売上高は約175億円だった。5年前と比べると7割増だが、前の期比では微増。新車両や安全対策などで投資が先行し、人手不足で人件費もかさんでいる。経常利益は約5億6千万円と前の期比4割減った。
国内ではレストランバス、フラットに近い座席の夜行バスなど革新的なサービスを次々打ち出し、20年の売上高目標は500億円とし、半分は海外で稼ぐ。ベトナムで貸し切りタクシーを始め、台湾では旅行会社に出資した。利益率向上には事業間の相乗効果を高める必要がある。(大林広樹)

[日経MJ2018年3月5日付]

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