「なし婚」時代の結婚式 増える時差婚、パパママ婚マイナビ ウエディング情報事業部統括部長 渡辺彬子さん

担当していた媒体が2度なくなった

私はこの会社が3社目です。学生時代からウエディング業界には関わっていました。結婚情報誌を作る制作会社でアルバイトをしていて、そのまま就職。4年ほど働きました。メディアが紙媒体からウェブ媒体へと移行し始めた時代で、雑誌を発行し続けるのが厳しい状況の中、2011年の東日本大震災が起こりました。北関東の式場の情報を中心に構成していたその雑誌は一度休刊することが決定。私も転職を余儀なくされました。

これを機に紙にこだわらずウェブへと仕事の場を広げようと、次に選んだのがIT(情報技術)系ベンチャー企業でした。女性向けの自社ウェブメディアの立ち上げスタッフとして入社しました。それまでBtoB事業しか経験のない会社が、初めてBtoC事業に乗り出す新規事業でした。レストランやエステサロンの予約サイトを作ったのですが、思うような成果が上がらず、半年後に事業閉鎖が決定。その決断の早さには驚きました。

ウエディングの景色が変わるのにあわせて、様々な商品・サービスに手を広げている

新規事業のために集まった転職組メンバーは皆、退社していきましたが、私は会社に残ることにしました。会社側も「残ってくれるの?」と驚いていましたが、ウェブの世界を知ろうと選んだ転職先だったので、とことん働いたり学んだりした実感がないまま去ることはできませんでした。ほぼ未経験でしたが、ITの世界でできるところまでやってみようと思いました。

手探りながらも勉強しつつ、目の前の仕事に懸命に取り組み、オンラインやSEO(検索エンジン最適化)の運用、ウェブマーケティングの知識を一通り身に付け、2年がたちました。自分なりにウェブの仕事を体得した実感を持てたので、「やはり女性の生き方や人生に関わる仕事をしよう」とマイナビへ転職しました。

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