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パワハラ信長と人たらしの秀吉 なぜ最強コンビなのか 第36回 リーダーシップを発揮する「PM理論」

2018/7/24

■誰かがコトを起こさないと動き出さない

働き方改革では、働き手一人ひとりのリーダーシップが問われています。リーダーシップのあり方を考えるヒントとして、一つの事例を紹介しましょう。
ある年、都心に季節はずれの大雪が降りました。あるマンションの入り口から道路まですっぽり雪に覆われ、誰かが雪かきをしないと、子どもや老人をはじめ、住民みんなが苦労します。あなたがそれにいち早く気がついたとしたら、どんな行動をとるでしょうか。

「管理人を探し出し、早く雪かきをするように説得をする」というのが一番多い答えではないでしょうか。「一人で率先して除雪を始め、協力者が現れるのを期待する」という手もあります。「住民を集めて話し合い、みんなで手分けして雪かきをする段取りをつける」という方もいるでしょう。

実話を一つ紹介します。一人の住民がふと気がつくと、一本のスコップが雪に突き刺してありました。何となく手に取り、少しだけ雪かきをした後、同じところに立てて仕事に出かけました。

しばらくすると、別の住民が続きをやって、やはりスコップを残して出かけました。そうしているうちに、とうとう道路までの一本の除雪された道ができあがりました。誰かが置いた一本のスコップが、行動経済学でいう「ナッジの働き」(ちょっとした動機づけ)をして、住民同士の自発的な協力を引き出したのです。

リーダーシップにはいろんなスタイルがあります。どれがよいかは一概に言えません。少なくとも、誰かがあらたにコトを起こさないと、問題は解決に向けて動き出しません。働き方改革の話もまったく同じではないでしょうか。

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