熱意ある社員は6%だけ 部下のやる気引き出す秘策第28回 個人の変容を促す「GROW」

なぜこれほど熱意が低いのか?

「熱意ある社員」が日本には6%しかいない――。米ギャラップの調査結果を見て目を疑いました。米国の32%に比べて極端に低く、調査した139カ国中132位と最下位クラスだというから驚かされます(日経電子版2017年5月26日の記事参照)。
しかも、「周囲に不満をまき散らしている無気力の社員」が24%、「やる気のない社員」は70%にもなります。なぜ、こんなに日本の会社員のやる気が低いのでしょうか。

同社のジム・クリフトン会長兼最高経営責任者(CEO)は次のように解説しています。「日本は1960~80年代に非常によい経営をしていた。コマンド&コントロール(指令と管理)という手法で他の国もこれを模倣していた」

「問題は(1980~2000年ごろに生まれた)ミレニアル世代が求めていることが全く違うことだ。ミレニアル世代は自分の成長に非常に重きを置いている」

「主な原因は上司にある。上司の言ったことを、口答えせずに確実にやれば成功するというのが従来のやり方だった。このマインドセットを変えないといけない。上司と部下が一緒になってどう結果を出すか、部下をどうやって成長させていくかを考えることが上司の仕事になる」

つまり、上司が良かれと思ってやっていることが、かえって部下のやる気をそいでいる。上司と部下の意識のギャップが問題であると指摘しているわけです。

5つのステップで変容を促進する

だとしたら、何はさておき上司と部下とでじっくりと話し合うことです。これに勝る手立てはありません。「忙しい」なんて言っていないで、対話する時間を捻出しなければなりません。

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