ノー残業に手当て スーツも社員も「健康宣言」はるやまホールディングスの治山正史社長

――店舗に健康チェックの機器を導入していますね。

「会社として健康宣言をしています。健康になる商品開発、店を健康ステーションにすること、そして社員の健康を守ることです。そこでノー残業手当を導入しました。残業しても予算を達成できない店もあります。そうすると実績を上げなくても給料が増え、残業なしで予算を達成した社員には不公平に映ります」

「長く働くことが美徳と考える店長やマネジャークラスがまだ多く、下の社員は疲弊してしまいます。この手当は残業ゼロでも10時間分出しますし、もちろんそれを超えた分も払います」

――残業と人件費はどうなりましたか。

「スタートした3月は繁忙期ですが、残業は2割ぐらい減りました。その後もずっと少なくなっています。社員も家族と食事ができる時間が増えて喜んでいます。人件費は1億円くらい増える計算です」

――健康スーツの手応えはどうですか。

「寝間着を除いて長い時間着るウエアはワイシャツやスーツです。圧迫感、重さ、ムレた感じで人はストレスを覚えます。第1弾のストレス対策スーツでは重さや窮屈感を3分の1に軽減したら、脳波のテストでも好結果が出て、売れました」

「それから『スラテクノ』。薬事法の関係で銘打つことはできませんが、やせることを狙っています。大阪府立大学の先生と開発し、臨床実験で基礎代謝を引き上げる効果が認められました。加えて3次喫煙を防ぐスーツです。服に付着したニコチンは子供に悪影響があるとのリポートが米国で発表されていました。光触媒を使うことでインフルエンザウイルスも除去できるスーツです。テーマを絞ると色々なアイデアが生まれます」

購買履歴を分析、スタイルを提案

――洗えるスーツなど機能性商品は年々増えています。

「あと仕事以外でもスーツを着てほしい。リタイア後でもスーツを着るとシャキッとする方は多いです。年配の夫婦の旅行者を見ると、奥様はおめかししてもご主人は余り気にされない。シニアの男女のファッション格差は大きい」

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