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年金生活からミキモト社長に ブランドの輝き日本でも ミキモトの吉田均社長

2017/12/23

「経営のありようも変えました。ミキモトブランドで腕時計やボールペンなど扱っていました。もうかりませんし。子会社のミキモトインターナショナルで扱っていたギフトは撤退しました。やはりジュエラーとして認めて頂かないと」

――ジュエラーとはどんなイメージですか。

「かつて独立していたとき、4人で6億弱売っていました。バブルがはじけて苦しんでいると米国の友人が『1つ3億5000万円の宝飾品を売ればいい。それがジュエラーだ』と。そうすれば客が来なくても慌てることはない。顧客のイメージと信用が大事ということですね」

(聞き手は日経MJ編集長 中村直文)

吉田均
1965年(昭40年)早大商卒、御木本真珠店(現ミキモト)入社。本店営業部長を経て、88年退社。2011年ミキモトに復帰し、社長就任。趣味は毎朝のウオーキングとゴルフ。東京都出身。74歳。
底堅い富裕層の購入
ミキモトの2016年8月期の連結売上高は279億円と前の期比微増にとどまった。だが、国内外の富裕層の購入が増え客単価は上昇、原価率改善なども寄与し、営業利益は3%増の39億円と過去最高に。
17年8月期は訪日客特需一服の影響を受けるものの、銀座本店のオープンも支えとなり前期比横ばいを見込む。国内の高級ブランド消費が落ち込むなか、比較的底堅い動きといえる。20年の東京五輪に向けて「日本製」真珠の需要はなお伸びる余地があり、宝飾品ブランドとしての存在感をどう高めていくかが課題だ。
(原欣宏)

[日経MJ2017年7月3日付]

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