自慢話を上手に語るテクニック 嫌み消す3点セット

「自慢をしたいけれどどうしよう。やっぱりやめる、でも……」というようなウジウジ感は禁物です。明るくさわやかに「ちょっとだけ私の自慢話に付き合ってほしい」という気持ちを示しながら話に入っていきましょう。

しばしば耳にする「実は大変なことがあってね」「参ったなあ~」「困っているんだけれど」などの導入フレーズは、その先の展開が難しくなるので避けるほうが賢明です。うまく話を転がせるならばいいのですが、そう思い通りに運ばない場合が多いのが現実ですから、私は使いません。

2つめのポイントは「相手をほめた後に自慢をする」です。まず相手をほめてから自慢に移ると、相手が気分を害することを防ぎやすくなります。

ただし、相手をほめることに費やした時間と、自分の自慢話のバランスを取りましょう。「●●さんの企画力には目を見張っています」と一言ほめただけで、その後は自分の自慢話を延々とする。あるいは「実は、私の企画がS社で採用になったのです」などと、話の主役を奪うような感じで自慢を展開するのは、間違いなく相手を不快にさせます。むしろ「自慢話をしたいから、私をほめた」としか受け取ってもらえないので、バランスを欠いた自分ぼめは控えましょう。

最後のポイントは「自慢をした後に『オチ』をつくる」です。自慢に続けて、笑い話や失敗談などで締めくくる方法です。漫才でいう「オチ」を作るイメージです。自慢し過ぎてこのままではムードが悪くなるという場合にも有効だから、使いこなしたいテクニックです。

たとえば「カラオケの全国大会で決勝に進出したのですが、「結局は『頑張ったで賞』でした」「ヘッドハンテイングされた。でもヘアトニックのモニターだった」といった具合です。どのケースでもオチを言ったところで笑顔を見せるのが大切です。自慢のトーンがオチのユーモアに勝りすぎないよう、自慢とオチのパワーバランスにも気を配りましょう。

次回は、「話し上手は数字を味方にする」です。お楽しみに!

「臼井流最高の話し方」は水曜更新です。次回は8月2日の予定です。

臼井由妃
ビジネス作家、エッセイスト、講演家、経営者。熱海市観光宣伝大使としても活動中。著作は60冊を超える。最新刊は「今日からできる最高の話し方」(PHP文庫) 公式サイト http://www.usuiyuki.com/
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