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庭にぬくもり 秋冬彩る花の苗

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品種改良で色や形 豊富

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NIKKEI STYLE

寒い時期に花壇やベランダなどを飾る花の苗が園芸店の店頭に並び始めた。秋から冬にかけて長く花が咲き、手入れが比較的容易な花の苗を専門家に選んでもらった。植物学的には「花」ではなくても、花のように楽しめるものは広く対象にした。

860ポイント
パンジー・ビオラ(スミレ科)
 寒さに強いうえに、開花期間も長く、春まで楽しめる。1株から多数の花が咲き誇るため、少ない株数でボリューム感を出すこともできる。品種が多く花の大きさや花色が豊富で、毎年のように新しい品種が登場しており、自分好みの花を選びやすい。一般的に数センチ程度の小さい花が咲く株をビオラ、中・大輪の花をパンジーと呼んでいる。
 「咲き終わった花を摘み取る作業以外はほとんど手間がかからない。ほかの花と組み合わせやすく、主役としても脇役としても使える」(玉崎弘志さん)、「華やかなフリル咲きが人気。少ない株数で人目を引ける」(向坂好生さん)。(1)10~5月(2)100~400円(3)紫、黄、赤、白系など
400ポイント
ガーデンシクラメン(サクラソウ科)
 小型のミニシクラメンのうち、特に寒さに強い系統の総称。赤やピンク系の花の色と高級感がある花の姿は、寒々しくなりがちな冬の花壇やコンテナを華やかにしてくれる。開花期間が長く、早く植え付ければ、比較的栽培もしやすい。
 「暖かいうちに早めに植え付けるとしっかりと根を張り、耐寒性が増して、長く花を咲かせてくれる」(金子明人さん)、「春まで咲くので、長期間楽しめるのがいい。特に花の姿がクリスマスから正月にかけての時期にぴったり」(奥峰子さん)。(1)10~4月(2)300~500円(3)ピンク、赤、白系など
375ポイント
クリスマスローズ(キンポウゲ科)
 花びらに見える部分は「がく」で、この部分に色が付いており、春先まで楽しめる。主に白い花を咲かせる原種と多様な花色がある交雑種がある。一重咲きが多いが、八重咲きもあり中には1株1万円以上するものも。多年生の草花なので、庭に植えると毎年、冬に花を楽しむことができる。名前にローズとついているが、バラではない。
 「非常に育てやすく、1度植えたら少し手抜きをしても毎年自然に花が咲く」(大出英子さん)、「ややうつむきがちに咲く様子にファンが多い。常緑なので、冬季以外も葉を楽しめる」(徳田千夏さん)。(1)1~4月(2)1000~4000円(開花した株、八重咲きは除く)(3)白、赤紫、ピンク系など
345ポイント
プリムラ(サクラソウ科)
 多くの種類があり、ポリアンサ=写真=やジュリアンなどが人気。パンジー・ビオラと同様に花色が豊富で鮮やか。寒さに強く次々と花が咲き、庭の雰囲気が明るくなる。西洋サクラソウとも呼ぶ。「色が華やかなので、ほかの花と寄せ植えにするといい」(佐々木秀典さん)。(1)11~4月(2)100~400円(3)赤、紫、黄系など
275ポイント
ハボタン(アブラナ科)
 葉を花に見立てて楽しむ。葉の色や形が豊富なので、選択の幅は広い。小さなタイプが人気。「ミニハボタンは、もっと使ってほしい植物。正月のイメージで縛ってしまうのはもったいない」(野里元哉さん)。(1)11~4月(葉を楽しめる時期)(2)150~400円(3)白、紅系など
230ポイント
ストック(アブラナ科)
 パステル調の花色と甘い芳香。冬は低く横に広がる花が多いが、30センチ程度の草丈があり庭やコンテナを立体的に構成できる。枯れた花をまめに摘むことが要点。「八重咲きは冬の花壇を豪華に演出してくれる。強い芳香の花は切って部屋に飾っても楽しい」(徳田さん)。(1)10~5月(2)100~250円(3)白、紅、青系など
165ポイント
スイートアリッサム(アブラナ科)
 和名はニワナズナ。株を覆い尽くすように咲き、芳香を放つ。株数が少なくても楽しめる。ほかの植物と組み合わせると彩りや雰囲気が柔らかくなる。「花が咲き終わったら、草丈を半分ほど刈り込むと脇芽が伸びて再び開花する」(山田幸子さん)。(1)10~5月(2)100~250円(3)白、紫、ピンク系など
155ポイント
エリカ(ツツジ科)
 ツツジ科の低木。すらりと伸びた枝先に筒や粒状の小さな花を咲かせる。高さがあるので、寄せ植えの中心としても使いやすい。ただ、水切れしやすく、水切れするとすぐに枯れる。「枯れても樹形が崩れず、花の色も残る。ガーデニングとしては邪道だが、枯れても仕方ないという気軽な気持ちで育ててみては」(大出さん)。(1)11~3月(2)300~1000円(3)ピンク、白、紫、黄系など
120ポイント
カレンデュラ(キク科)
 和名はキンセンカで、日本でも古くから栽培されている。花色はオレンジ系が多いが、シックな雰囲気のブラウン系も出てきた。一重咲きがおすすめという専門家が多い。「オレンジ色の花は庭が暖かくなった気分になる。主役にはなりにくいが、群生させると見事」(玉崎さん)。(1)12~4月(2)100~300円(3)オレンジ、黄系など
10
105ポイント
冬咲きクレマチス(キンポウゲ科)
 つる性。品種が多く、中でもアンスンエンシスは、花期は短いが光沢のある葉が一年中楽しめ、白系のベル型の花にファンが多い。花期の長いシルホサ=写真=もおすすめ。「つるをフェンスや支柱に絡め、株元にビオラを合わせると華やかになる」(玉崎さん)。(1)12~1月(アンスンエンシス)(2)1500~3000円(同、開花した鉢植え)(3)白系(同)

秋冬に楽しむ花の第一条件はもちろん、寒さに強いこと。春や夏に比べると花が少なくなる時期だが、改良が進み、寒さに強く、色や形も多彩な品種が増えてきた。薄いピンクや黄色など、明るく柔らかい色合いが人気だという。こうした花の代表的な存在が1位に入ったパンジー・ビオラだ。2位のガーデンシクラメンも約15年前に耐寒性が増すように改良された。

ただ、寒さに強い花でも、長く咲かせるには日当たりのいい場所で育てることが重要だ。特に4位のプリムラは「十分な日照がないと、色合いが薄くなってしまう」(金子明人さん)。また、霜や乾燥した冷たい風にはどの花も全般的に弱い。「寒波が来るときは室内に入れたり、不織布などをかけて防寒したほうがいい」(山田幸子さん)

水やりもポイントだ。気温が下がる夕方の水やりは水分が残って土が凍る恐れがあるため、気温がある程度上がった午前中に水やりするのがいい。空気が乾燥しているので案外土は乾きやすい。

花の少ない季節だからこその楽しみ方もある。徳田千夏さんは春に咲く球根から芽吹いてきた葉や常緑の植物を観賞することを提案する。「無理に花ばかりを飾るのではなく、葉の間を飾る程度に花を入れて楽しむのもいい」と話す。

氷点下の最低気温が続く地域や雪が積もる地域では耐寒性のある花でも屋外では育てにくい。室内で楽しむか、春咲きの球根を植えるのが無難だが、パンジー・ビオラなど品種によっては雪の下などで越冬できるものもあるので、近くの園芸店に相談してみよう。

球根ならチューリップ1位

秋は春に花が咲く球根を植える時期でもある。専門家におすすめを聞いたところ、1位になったのはチューリップだった。「いろんな品種を取り合わせたり、密植することで迫力ある庭になる」(向坂好生さん)。通常のチューリップは10日ほどで花の咲く期間が終わるが「冬の時期に1~2カ月間、花を楽しめる品種もある」(サカタのタネ)という。

2位は一重や八重咲きなど、幅広い種類から選ぶことができるスイセン。あまり手間がかからず、春の訪れを告げてくれる。3位は青紫色や白色の小さな花がブドウの房のように集まって咲くムスカリ。密植すると美しく「開花期が同じチューリップと合わせてもいい」(徳田千夏さん)。


 表の見方 数字は選者の評価を点数化。(1)花を楽しめる時期(関東以西の平野部での目安)(2)一般的な品種の価格帯の目安(3)主な花色。写真は3位がサカタのタネ、4位が奥峰子さん、5位が野里元哉さん、7、9、10位がタキイ種苗の提供。
 調査の方法 園芸店で苗として一般的に売っているもので、プランターや花壇にそのまま植えてすぐに楽しめる花から選んでもらった。秋で枯れてしまうものは除いた。選者は次の通り(敬称略、五十音順)。
 大出英子(目白大学短期大学部准教授)▽奥峰子(園芸文化協会理事)▽金子明人(園芸店「プロトリーフガーデンアイランド玉川店」副店長)▽菊川美菜子(東京都立神代植物公園職員)▽向坂好生(「趣味の園芸」編集長)▽佐々木秀典(日本ガーデンデザイン専門学校講師)▽玉崎弘志(ジャパンガーデンデザイナーズ協会会長)▽徳田千夏(ガーデンデザイナー)▽野里元哉(園芸店「陽春園植物場」副社長)▽山田幸子(園芸研究家)

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