変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

PIXTOKYO / PIXTA

PIXTOKYO / PIXTA

「ごめんなさい、心にもないことを言ってしまいました。本当にごめんなさい」。平謝りする私に「心にもないことが、口から出るはずないじゃないか」。そう言うなり、相手はますます不機嫌に。私は言葉を失いました。

相手の心にエネルギーを与える言葉を選ぶ

相手の言うことは、もっともなのです。失言や勘違い発言、暴言のたぐいが、ふってわいたように口から出るはずなどありません。少なからずそう考えている、認識しているから、物事の良し悪しは別として自分の思いが言葉になるわけで、「心にもないことを言ってしまいました」は、余計なひと言や残念な発言を謝罪する言葉にはならないのです。まずは、そのことを理解してくださいね。

もちろん、相手の気分や状況によって、同じ発言でも「余計なひと言」にならない場合もありますし、伝える人との関係や声のトーン、表情で、気にならないこともあります。その意味では「言葉は生(なま)もの」。コミュニュケーションをはかる際には、「相手にふさわしいとびきり新鮮なものを与える」という視点を持ちましょう。「与える」とは、明るさ、あたたかさ、優しさ、応援、やる気、勇気、思いやり、尊敬の念、愛情など、受け取った人は明確な自覚はなくても、「何となくいい気分になる」ということです。それは「相手の心にエネルギーを与える」という意味でもあります。日ごろからそんな意識を持っていると、「余計なひと言」はなくなっていきます。

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック