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「ざる中華」は東北「ざるそばに卵」は西日本の食文化冷たいうどん・そば(8)

さて、VOTEである。項目その1は「中華麺を日本そばのつけ汁で食べる『ざる中華』のような食べ物があるかどうか」。

ざるそばにうずらの卵=PIXTA

その2は「ざるそば(うどん)のつけ汁にうずらや鶏の卵が入るか」。

これまでの展開からおおよその見当は付いているが、果たしてそのような地図ができるかどうか。

さて、そのVOTE結果(速報値)が出た。実に見事なデータが得られたと思う。

中華麺を和風のつゆにつけて食べる「ざる中華」はどこにあるのか。

「ある」というきっぱりとした答えが多かった順に並べると青森(100%)、秋田(73%)、岩手(69%)、山形(67%)。東北4県のそろい踏み。この4県が群を抜いている。ざる中華は東北特有の食べ物といってもよい。

ほかは北海道、東北の残りの県、北陸に有意な回答が目立つ。逆に西日本、中でも九州ではパンダ並みに希少である。

ざるそば(うどん)のつけ汁に各種卵が入るか否か。「入る」が多かったのは大阪(64%)、和歌山(62%)、岡山(59%)、兵庫(52%)など。大阪を起点として関西から中四国、九州の一部までを覆う西日本型文化であることが鮮明になった。ほんと鮮明よ。

その中にあって愛知と岐阜だけが上位に食い込んでいる。2人でなにしとりゃーす? うー、尾張旭の「味噌中華」を思い出した。もっぺん食いてえー。

で、以下のメールもミルフォードさんからのものであるが、次回からのテーマ直撃である。

久留米の名店・又兵衛のギョウザ
ご意見 ギョウザの話題。2005年8月号の雑誌「食楽」はギョウザ特集。浜松ギョウザもばっちり取り上げられています。その中のコラムに、初めて聞いたネタがいくつかありました。
(1)山陰地方ではギョウザをソースで食べることがある
(2)ギョウザのタレの酢と醤油の割合
  宇都宮 酢:醤油=9:1
  東 京 酢:醤油=7:3
  静 岡 酢:醤油=6:4
  九 州 酢:醤油=5:5
と、東に行くほど酢の割合が高くなっていく。
個人的には、家で食べるときは酢:醤油=4:6くらいで、それにラー油もしくは「かんずり」を加えることが多い。夏と冬とでも微妙に割合が違うかも。うーん定量化が難しい。
東京・銀座 天龍のギョウザ

ほい、その通り。次なるテーマはギョウザである。メールに登場した浜松のギョウザにはゆでモヤシがつく。Martinさん、その節はお世話になりました。

博多や久留米のギョウザは基本的にどの店でも手打ちの皮を使う。目の前で打っている。それを見ながら熱々のギョウザを食べる。

久留米てん屋のギョウザ

だが、東北や北海道ではどの程度ギョウザを食べるのであろうか。家計調査を見れば一発でわかるだろうが、当サイトではあえてそれをやらない。皆さんのメールで解明していきたい。

最近は変わりギョウザもどんどん生まれている。名古屋に期待していいの?

デスクごくり あぁ、ビール飲みてぇ。

(特任編集委員 野瀬泰申)

[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]

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