外出先から自宅のパソコンを操作 スマホにデータ送信スマホ⇔PC連携活用術(4)

日経PC21

パソコンとスマートフォンの便利な連携機能を紹介する5回連載の4回目。今回は外出先のスマホから自宅のパソコンを操作するワザを紹介する。

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報告書やプレゼンテーションの資料などを自宅で作成したのはよいが、そのデータを家に忘れてしまい苦労が水の泡になってしまったことはないだろうか。そんなときは、スマホから自宅のパソコンを遠隔操作し、データをメールやクラウドストレージ経由で、手元に送信すればよい(図1)。

図1 自宅にファイルを忘れてしまったときに便利なのが「Chromeリモートデスクトップ」だ。外出先のスマホから自宅のパソコンを操作できるので、忘れたファイルをメールやクラウドストレージ経由で手元に送信すればよい

「Chromeリモートデスクトップ」は、遠方にあるパソコンをスマホから操作できる機能。使う前に自宅のパソコンの準備をする(図2)。Chromeリモートデスクトップは「Chrome」の拡張機能として使えるが、「Edge」にもインストールできるので、ここではEdgeを利用する(図3図4)。

図2 パソコンの「Edge」で上記のChromeリモートデスクトップのページを開き、「画面を共有」を選ぶ。その後、画面の指示に従い、スマホと同じGoogleアカウントでログインする
図3 メニューから「リモートアクセス」を開き(1)、「リモートアクセスの設定」で「オンにする」を選ぶ(2)。別ウインドウで「Chromeウェブストア」が開くので、「他のストアからの拡張機能を許可する」を選択し(3)、確認画面で「許可」を選ぶ(4)
図4 Chromeウェブストアに「Chromeに追加」ボタンが表示されるのでそれをクリックし(1)、確認画面で「拡張機能の追加」を選ぶ(2)

Googleアカウントを求められたら、スマホと同じGoogleアカウントでログイン。Edgeに拡張機能をインストールすると、常駐アプリの導入も促されるので、それもパソコンにインストールする。この常駐アプリをインストールすると、Edgeが起動していない状態でも、Chromeリモートデスクトップの機能を利用できる(図5)。

図5 Edgeに拡張機能をインストールすると、常駐アプリの導入も促されるので「インストール」を選ぶ(1)(2)。インストール時に確認画面が表示されるので「許可」を選ぶ(3)