日経クロストレンド

フルーツオレは、味がストロベリーやメロンなど5種類、下地となるミルクが豆乳など3種類から選べる。さらに、ナタデココや杏仁(あんにん)豆腐などのトッピングが選べ、甘さの度合いも調整可能だ。価格は味やトッピングによって異なるが、税込みで1000円前後だ。果肉やトッピングの杏仁豆腐の具材が多く、飲むというよりは食べている感覚に近い。

商品のラベルもカスタマイズできる。色は12種類、デザインを8種類以上そろえ、10文字以内(アルファベット・数字・記号)で名前も記入できる。

色鮮やかさや、カスタマイズされたラベルが目を引くフルーツオレ

ショーケース・ギグ広報室マネージャーの高堂和芽氏は、「商品をアレンジできる機能は、Z世代の女性に人気だ」と語る。

「Z世代はスマホ起点で、あらゆる物事を完結させるのに慣れているので、自分だけの一点モノや、カスタマイズする体験を求めている。そこで、購入体験をより楽しんでもらえるよう、バリエーションの選択肢を増やした。ラベルの色や種類が豊富で、商品自体も色鮮やかなので、推し活やSNS(交流サイト)映えの効果も期待できる」(高堂氏)

商品をカスタマイズできるだけでなく、受け取り場所となる店内からも、体験価値を感じてもらえる仕掛けを施す。ロッカーの扉はモニターになっており、内部からデジタル映像を流せる。商品の人気ランキングや、受け取り時にラベルに記入した名前、デザインしたボトルのバーチャル映像を映す。

イートインはできないが、撮影スポットとして店内を利用できる。壁には撮影時に役立つ鏡を貼ったり、若年層に人気のネオンサインで飾った。顧客によるSNSへの投稿を誘引し、来店動機やリピーターを生み出す狙いだ。

ロッカーから商品を受け取る際、「PICK UP HERE」と表示される演出も
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