日経クロストレンド

明るく鮮やかで色純度も高い 外光が入っても高画質

自宅の居間に4T-C65DP1を設置して、一般的な家庭向け設定である「標準」モードで地上デジタル放送を視聴した。同じ65型の有機ELテレビを隣に並べて比べてみたところ、4T-C65DP1は画面全体が青寄りの色温度高めのトーンになっており、白色の純度が高い。また明るさは圧倒的で、有機EL側の映像モードを「明るさ重視」に切り替えても追いつけないほどだった。窓から外光が入る環境でも、画面をクッキリと見られる。

既存液晶や有機ELより圧倒的に明るい。シャープ製の既存の液晶、ミニLED、有機ELの3方式を比較した。ミニLEDが最も明るかった
とても薄いベゼル。上端と左右端の縁は5ミリメートル程度

夜間に部屋の照明をやや暗くした状態で見ていると、黒色も再現できているように見える。バックライトによる黒浮きが目立たないので、映画鑑賞にもある程度は対応できそうだ。ただ、完全な暗室で視聴すると、漆黒の再現性や暗部からの階調の粘りは、有機ELの表現力が大幅に上回っていた。

もう一つ、有機ELに劣っていたのは視野角だ。有機ELのように真横近くまでカバーする視野角はなく、ある程度斜め方向から見ると、色変化が生じていることがハッキリと分かる。

視野角は有機ELに及ばない。既存の液晶よりは見やすいが、横から見るとやや色が変わる

「シャープの従来液晶と比べると、横からの見え方は改善している。また有機ELは画面の表面が反射しやすいので、横方向からどちらが見やすいかは一概には言えない」(シャープTV技術開発センター8Kシステム開発部主任技師の下田裕紀氏)

4T-C65DP1にはスタンドが左右15度ずつの範囲で回転するスイーベル(首振り)機構がある。横方向から見たいときは少し角度を変えるなどの工夫をすれば視野角の欠点を補うことができるだろう。

左右に角度を変えられる。左右15度まで動く
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