溶岩が海に到達した夜、スペイン海洋学研究所の科学者たちはラモン・マルガレフ号に乗り込み、船内で調査を行った。その後、海上に真っ黒な溶岩の三角州が形成され、拡大を続けている(PHOTOGRAPH BY ARTURO RODRIGUEZ)
火山灰が降り積もり、屋根が崩れることもある。ロドリゲス氏によれば、多くの人が家の中に木の柱を立て、屋根を支えていたという。毎日、ボランティアや島の職員たちが屋根の掃除を続けているが、危険でたいへんな作業だ(PHOTOGRAPH BY ARTURO RODRIGUEZ)
ロドリゲス氏は毎朝、バナナ農園の近くにあるカフェで朝食をとっていた。ある朝、ロドリゲス氏がカフェに到着すると、迫り来る溶岩からできる限りのものを守るため、ボランティアが備品を運び出していた(PHOTOGRAPH BY ARTURO RODRIGUEZ)
約3キロの距離にあるタフヤ教会から火山の噴煙を眺める地元住民と旅行者。すぐそばのバスケットボールコートでは、少年が遊ぼうとしてラインに積もった火山灰を取り除いていた。「ここは比較的安全に火山を見ることができる場所です」とロドリゲス氏は説明してくれた。(PHOTOGRAPH BY ARTURO RODRIGUEZ)
2021年10月末、クンブレ・ビエハの溶岩はラ・ラグーナ村に到達した。わずか数時間で村の半分が埋まった。「以前はスーパーやガソリンスタンドがありました」とロドリゲス氏は言う。「今、そこには何もありません。溶岩があるだけです」(PHOTOGRAPH BY ARTURO RODRIGUEZ)