インデックスの更新で処理が重くなるケースも

Windowsの自動メンテナンスは、Windowsの更新に加え、システム診断やストレージのデフラグ、セキュリティースキャンなどの処理をしている。通常は毎日深夜2時前後に実行される設定になっているが、パソコンが使用中、もしくは電源が入っていないなどの理由で実行できなかったり、処理が遅れたりすると、翌日以降の日中に実行される場合がある。

基本的にユーザーが操作していないタイミングで実行されるので迷惑には感じないはずだが、パソコンを起動したまま使わない時間帯を決めて、実行時刻を指定しておくのも手だ(図12図13)。

図12 タスクバーの検索ボックスに「自動メンテナンス」と入力し(1)、検索結果として現れる「自動メンテナンス設定の変更」をクリックして設定画面を開く(2)
図13 自動メンテナンスの時刻を選択し(1)、「OK」をクリックして閉じる(2)。「スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する」の項目は有効化できない場合もある

また、Windowsは検索を高速化するため、ファイルを調べて「インデックス」というデータベースを作る。特に、「ワード」や「エクセル」などは、書類の内容まで読み取って検索対象にするため、大量のファイルを外部からコピーした場合などに、インデックスの更新で一時的に処理が重くなる。ファイル名や更新日時だけで検索できればよいと割り切るなら、このインデックスの作成対象となるフォルダーを減らすのも負荷軽減に役立つ(図14図16)。アプリ内での検索にも利用されるため、「アウトルック」などが登録されている場合は解除しないでおこう。

図14 「設定」画面の「検索」→「Windowsの検索」を開き(1)、「ファイルを検索」が「拡張」になっていたら「クラシック」に変更する(2)。さらに処理を軽減する場合は(3)をクリックする
図15 「インデックスのオプション」画面が開いたら「変更」をクリックして図16の画面を開く(1)。図16の設定が終わってこちらの画面に戻ったら画面を閉じる(2)
図16 「インデックスが作成された場所」の画面で、下方の「選択された場所の要約」で「ユーザー」をクリックすると(1)、上部の「選択された場所の変更」にリストが出るので「ユーザー」のチェックを外し(2)、「OK」で画面を閉じる(3)

最後に、CPUやGPU(画像処理半導体)の性能が極端に低いパソコンでは、Windows操作時のアニメーションや半透明処理といった「視覚効果」を減らすのも負荷軽減に役立つ場合がある。ただし、文字の見た目に影響する「スクリーンフォントの縁を滑らかにする」処理は有効にしたままのほうがよいだろう(図17図18)。

図17 「設定」画面の「システム」→「詳細情報」を開き(1)、画面下方の「システムの詳細設定」をクリック(2)。開いた画面で「詳細設定」タブ(3)の「設定」をクリックする(4)
図18 「パフォーマンスオプション」の画面で「視覚効果」タブを選択し(1)、一度「パフォーマンスを優先する」を選択すると下方のリストのチェックがすべて外れる(2)。「スクリーンフォントの縁を滑らかにする」のみ有効にした場合は(3)、設定が「カスタム」に変わる(4)。「OK」で画面を閉じる(5)

(ライター 斎藤幾郎)

[日経PC21 2021年12月号掲載記事を再構成]