Androidスマホ セキュリティー設定変更で鉄壁の備え
2022年版 Androidは初期設定で使うな!(8)
Android搭載スマホを格段にパワーアップさせるためのノウハウを一挙紹介する連載の8回目。最終回となる今回はAndroidスマホのセキュリティーを高める設定を紹介する。
「Google Playプロテクト」を実行
スマホには写真や連絡先、メールといった大切な個人情報が詰まっている。AndroidやChromeの設定を見直して、セキュリティーとプライバシーをしっかり守りたい(図1)。
不正なアプリがインストールされていないか心配なら、標準の検査機能「Google Playプロテクト」を実行しよう(図2)。アプリのインストール時に加え、定期的に実行されている機能で即座にチェックできる。
Android 12からの新機能が「プライバシーダッシュボード」だ(図3)。位置情報やカメラ、マイクといったプライバシーに関わる権限を一括管理できる。過去24時間に権限を使用したアプリを確認し、不審なアプリがあれば権限の変更が可能だ(図4)。
Chromeの「安全確認」を実行
Chromeの設定も見直したい。図5で「安全確認」を実行すれば、Chromeの更新状況や保存されているパスワードの安全性、「セーフブラウジング」の有効性をまとめてチェックできる。漏洩が疑われるパスワードが見つかったら速やかに変更しよう(図6)。
セーフブラウジングは危険性のあるサイトを警告する機能だ。標準で有効になっているが、さらに強化も可能。また、ウェブ側の追跡(トラッキング)をオフにする機能もある(図7)。
「デバイスを探す」をオンに
スマホの紛失にも備えておきたい。「デバイスを探す」がオンになっていれば、端末の現在地がGoogleマップ上でわかる(図8)。遠隔操作で音を鳴らしたり、ロックをかけたりもできるので万が一のときに役立つ。
端末の自動ロックは常識だが、解除が面倒という人には、一定の条件で自動でロックを解除する「Smart Lock」がおすすめ。ロック解除の条件は、持ち運び中や指定した場所、指定したBluetooth機器がそばにある、という3つのパターンから選択できる(図9、図10)。
(ライター 五十嵐俊輔)
[日経PC21 2022年2月号掲載記事を再構成]
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