Androidスマホの駆動時間 節電設定を見直し大幅向上
2022年版 Androidは初期設定で使うな!(2)
Android(アンドロイド)搭載スマホを格段にパワーアップさせるためのノウハウを一挙紹介する連載の2回目。今回は消費電力を抑え、駆動時間をグンと延ばす設定を紹介する。
省電力モードを使いこなす
日々生活に欠かせないスマホだからこそ、バッテリー切れは絶対に避けたいところ。そこで知っておきたいのがバッテリーの消費を抑える方法。対策はいくつかあるので、上手に組み合わせて節約を心がけよう(図1)。
1つめは省電力モードの活用だ。グーグルのスマホ、「Pixel」シリーズでは「バッテリーセーバー」として搭載する。バッテリーセーバーは「スタミナモード」や「省エネスイッチ」などメーカーによって名称が違う。また2年以上前の端末では利用できないものもある
省電力モードにすると、画面の背景が黒ベースのダークモードに切り替わり、不要なアプリの動作を制限したり、一部の機能をオフにしたりする。スマホが使えなくなる事態を避けるためにも、一定のバッテリー残量になったら自動的に起動する設定にしておきたい(図2~図4)。
最新OSのAndroid 12では、「スーパーバッテリーセーバー」機能が追加された。省電力モード実行時にアプリの動作を一時停止する機能で、有効にすると節電効果がさらに高まる(図5、図6)。
個別の節電設定では、画面の明るさや、画面がオフになるまでの時間が最優先の見直し対象(図7、図8)。
使わない通信など接続を細かく見直す
さらに、使わない通信、屋外でのWi-Fiやまだエリアが狭い高速通信規格「5G」への接続、GPS(全地球測位システム)による位置情報取得なども細かく見直すと、バッテリーが長持ちするようになる(図9~図12)。
(ライター 原如宏)
[日経PC21 2022年2月号掲載記事を再構成]
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