不要なものを止めたら、受信トレイに届く正規の広告やメルマガは「来て当たり前のもの」だけになる。とはいえ、それらは「後で見ればいいもの」のことが多い。ならば、届くと同時に別フォルダーに移動させ(仕分けして)、受信トレイをスッキリさせるのが得策だ。メールの差出人などを基にした自動仕分けの設定を施しておこう(図7)。

この機能をOutlookアプリでは「ルール」と呼ぶ。あらかじめ振り分け先のフォルダーを作っておき(図8)、特定の文字列を含む件名や特定の差出人からのメールを自動で振り分けるルールを作る。対象メールを右クリックして「ルール」を選択し、振り分け先を指定する方法が一番簡単だ(図9、図10)。以降、同じ差出人からのメールが届くと、指定したフォルダーに自動で振り分けられる。



Gmailでルールに相当する機能が「フィルタ」だ。Gmailはメールをフォルダーではなく「ラベル」で整理するが、設定の流れはほぼ同じ。あらかじめラベルを作っておき(図11、図12)、特定の差出人から届いたメールにそのラベルを自動で付けるフィルターを作る(図13~図16)。






ちなみにGmailのラベルは一見フォルダーのようだが、仕組みはまったく異なる(図17)。実は「受信トレイ」もラベルの1つ。1通のメールに複数のラベルを付けられるのが特徴だ。
