スポーティーで若々しい印象に加え、大人の存在感までアピールしたい。そう考えるならレザー仕様のジップアップパーカーを選びましょう。その注目アイテムのポテンシャルを引き出す着こなし方と、今季らしい選びのポイントを丁寧に解説いたします。
快活なのに大人の重厚さも兼備
休日のラクちんアウターとして、幅広い年齢層から支持を得ているジップアップパーカー。プレーンなスウェットシャツやセーターなどと異なり、フードが付くことでスポーティーかつ快活なルックスになるところが最大のポイントです。
とはいえ、よくあるスウェット地のパーカーだと、いかにコーディネートにこだわったとしても、チープな学生スタイルに見えてしまいがち。そこでご紹介したいのがレザーを用いた大人に似合うパーカータイプです。
今季は著名な実力派ブランドからもレザー製パーカーが種類豊富にリリースされており、スポーティーにして大人の重厚感あるデイリースタイルが、手軽に構築できます。
そんな注目度の高いアイテムの着こなし術と、オススメの新作をご紹介しましょう。
しなやかで軽量の前開きタイプを羽織るべし
まず気をつけたいのがレザーパーカーの選び方。ボディーに使用されているレザーは、薄手かつキメの細かいソフトタッチのものがマスト。しなやかで軽量のレザーであればこそ、ちょい脱力したイマドキの雰囲気が演出できるのです。
また、前開きのファスナータイプならば脱ぎ着しやすく、ファスナーの開き具合でコーディネートの表情も調節できるなど利便性に優れています。高級素材のライナーが付属していれば、まさに文句ナシ。以下、ディテールをチェックしましょう。
■ POINT 1
要素十分だからインは白T一枚でOK!!
たとえばトム フォードの新作はノーブルなオフホワイトカラーのレザーに、カシミヤウールの厚手ライナーをおごったラグジュアリーな仕上がり。すでに複数の要素を網羅しているので、合わせるインナーは白無地のTシャツで十分です。
フードが付いていると、どうしても子供っぽく見えてしまうものですが、上質でしなやかなレザーであれば、それを緩和できます。とはいえ、清潔感を重視して要素の詰め込み過ぎには気をつけて。昨今は、トップスに大きめのルーズフィットを選ぶトレンドもありますが、この一着に関しては、写真のようにジャストサイズを選ぶのが吉。色数は極力抑えて、日常着的に着こなすのが正解です。