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デジタルシフトなどの流れで注目されているリスキリング。興味はあるけど、そもそもビジネスで必要なスキルにはどのようなものがあって、どんなことを学べばいいのかわからない――。そんなビジネスパーソンのために初歩から解説する新連載「スキル超入門」を始めます。第1回は、ビジネスの成功を左右するスキル「問題解決」です。(本記事は動画学習サービス「GLOBIS学び放題」のコース「クリティカル・シンキング2(問題解決編)」の内容を一部要約したものです)

<この記事でわかること>
・そもそも問題解決とは何か?
・問題解決の落とし穴
・「MECE」など基本のフレームワーク

問題解決とは何か?

頑張っているのになかなか成果が上がらないのは、「問題解決」が適切にできていないからかもしれません。例えばおなかが痛いのに頭痛薬を飲む人はいませんよね。しかし、ビジネスシーンになると、問題が複雑になり、適切ではない解決策ばかりに注力してしまうことが少なくないのです。的はずれな打ち手をやめ解決の成功確率をあげるためには、正しい問題解決のステップを実践することが重要です。そうすることで、効果がなかった場合の検証もやりやすくなります。

そもそも「問題解決」とはなんでしょうか?

例えば「昨年から売り上げが5%減少したこと」は問題でしょうか?

実は、これだけでは問題かどうかは定義できません。というのも、問題とは「あるべき姿と現実のギャップ」のことだからです。先程の例だと、例えば業界全体が不況でそもそもの売上年度目標が昨年から10%減少した数値だったのであれば、5%の減少はむしろ良い結果と言えます。

GLOBIS学び放題「クリティカル・シンキング2(問題解決編)」より

GLOBIS学び放題「クリティカル・シンキング2(問題解決編)」より

これを見誤ると、全く見当違いの問題に対して対策を行ってしまい、成果に結びつかない事態になりかねません。そのため、「あるべき姿」は組織の中で共通認識としてすり合わせておくことが重要です。

4つのステップで考える

問題が特定できたら、問題解決の「4つのステップ」に沿って考えていきます。

GLOBIS学び放題「クリティカル・シンキング2(問題解決編)」より

GLOBIS学び放題「クリティカル・シンキング2(問題解決編)」より

まず、先述の「問題の明確化」(What)に続いて、問題箇所はどこなのか「Where」を特定します。例えば売り上げ目標に対して現状2億円足りないことが問題の場合、その中でも新規顧客と既存顧客、どちらの売り上げが伸び悩んでいるのかといった、問題の箇所を明らかにする必要があります。

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