仏デュプイ社のレザーを採用 モダンな表情が魅力
「昨今、男性と女性のファッションの境界線がどんどん曖昧になってきています。たとえば手提げバッグなどは、世界的にも長らく女性のイメージが強いアイテムでした。それが今では男性の間でミニ巾着バッグがトレンドになるなど、マーケット的に性別関係なく受け入れられやすいアイテムになってきていますね」
そう話すのは、東京都台東区の蔵前にある「WEEKENDER SHOP(ウィークエンダーショップ)」オーナーの芹澤伸介氏だ。若い世代を中心にミニバッグは注目を集めているという。芹澤氏が紹介してくれたのが、ERA.(イーラ)の一品だ。

「男性でも持てる中性的なデザインの財布を探していた時に出合ったレザーブランドです。アウトドアで使われるスタッフサックのような形が特徴で、シボ革にナイロンテープを組み合わせています。デュプイ社の上質な革の表情を引き立てる美しいデザインにひかれてセレクトしました」
「ショルダータイプとロールトップの手持ちタイプの2way仕様で、荷物の量や気分に合わせて使い分けができるのも魅力ですね。ショルダー使いの場合ですと、500ミリリットルのペットボトルも収納できます」


アウトドア由来のデザインに、上質なレザーを掛け合わせる発想がユニークなミニバッグだ。ブラック、グレーの2色があり、店頭ではグレーの方が人気だという。肩掛けでも手持ちでも使える一品だが、芹澤氏のおすすめの使い方はあるのだろうか。
「個人的にはロールトップで手持ちする使い方がおすすめです。さりげないデザインなので、きれい目のスタイリングのハズしにもうってつけです。カジュアルになりすぎない大人のミニバッグとしては、ピッタリの一品だと思いますよ」


文:FACY編集部 平野美紀子(https://facy.jp/)

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