スエードで“やんちゃ感”薄らぐ 大人のバケットハット

「417 EDIFICE 新宿店」(東京・新宿)副店長の宮本賢治氏にも話を聞いた。紹介してくれたのはRIDGEWOOD CAPS(リッジウッドキャップス)のバケットハットだ。

「ブランドがスタートしてから30年近くの間、米国製を貫いているブランドです。バケットハットは90年代のストリートで流行したアイテムですが、上質なスエード素材を使っているのでやんちゃな印象は控えめ。大人の方も挑戦しやすいと思います」

1994年に米ニューヨークのブルックリンでスタートした帽子メーカーの一品。表地には通気性と耐摩耗性に優れた豚革を使用。ロゴや装飾を省いたシンプルなデザインが素材感を引き立てる。ブラック、ベージュの2色がある。RIDGEWOOD CAPS / SUEDE LEATHER BUCKET HAT 7480円

ブラックとベージュの2色があるが、宮本氏のおすすめカラーはあるのだろうか。

「カラー選びで迷ったら上品で高級感のあるブラックがいいと思います。やや浅めの作りなので、かぶり方の調整もしやすいと思います。かぶる位置や角度をアレンジして楽しんでほしいですね。今季はモッズコートなどと合わせて、トレンドのミリタリースタイルに取り入れてみてはどうでしょうか」

よりシックな印象のブラック。コットンやウールとはまた違う素材感が魅力
今や希少になりつつある米国製。レトロなネームタグも味わい深い
モッズコートとハットの色をブラックで合わせた着こなし。ミリタリー由来のアイテムも都会的な雰囲気にまとまる

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