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写真はイメージ(PIXTA)

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社員のリスキリングを促進するため、オンライン学習サービスを導入する企業が増えている。数ある講座の中で今、ビジネスパーソンは何を学んでいるのだろう。

NIKKEIリスキリングでは、米国発のオンライン学習プラットフォーム「Udemy(ユーデミー)」の国内運営を担うベネッセコーポレーションに、法人向けの「Udemy Business」を利用する国内企業約1000社の受講データ集計を依頼。2022年の業界別人気TOP5を出してもらった。そこから見えてきた各業界のリスキリングのトレンドを前編、後編に分けてお伝えする。

DX関連講座は業界・役職問わず人気

まず、全業界について2022年の上半期と年間のTOP5を比較したのが上の表だ。

上半期と通年でいずれも1位となったのは、「今日から始めるデジタルトランスフォーメーション!テクノロジーの仕組みからデータ活用基盤のつくりかたまで」。「DX」の基本的な意味や、人工知能(AI)、あらゆるモノがネットにつながるIoTなどのテクノロジーの仕組みを丁寧に解説し、DXに必要なIT基盤の作り方やDX施策の考え方まで幅広くカバーする講座だ。ベネッセコーポレーションUdemy日本事業責任者の飯田智紀さんによると「DXのリテラシーを高める講座は業界、役職を問わず人気」だという。

同様に必須の汎用スキルが学べる講座として上期、年間ともにランクインしたのが「3分で一発OK!社内プレゼンの資料作成術」。ソフトバンクの孫正義氏が認めたプレゼン術を、ベストセラー「社内プレゼンの資料作成術」の著者、前田鎌利氏が解説する講座だ。

サイバーリスクの顕在化で人気になった講座とは?

一方、下半期で受講が急増し、年間TOP5の2位、3位に浮上したのが情報セキュリティー関連の2講座だ。経済産業省と情報処理推進機構(IPA)がデジタル人材の要件をまとめて昨年末に公表した「デジタルスキル標準(DSS)」でも、重要な5つの資質の一つに「セキュリティリスクへの対応」が位置付けられていることもあり、注目度が上昇したという。「DXをすでに実装する段階に入った企業の中で、サイバー攻撃などが現実のリスクとして認識されるようになったのも理由の一つ」(飯田さん)だ。

年間の4位には、ITの基礎的なリテラシーを証明する「ITパスポート」の取得を推奨する企業が増えていることから「ITパスポート最速合格コース」がランクインした。

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