岡島 義の「眠りの森」探検

あなたにとって眠りとは? 日常生活に支障なければOK

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これまで、眠りに関するさまざまな知識について話をしてきました。しかし、それらの知識は「自分ごと」にならなければ「風の前の塵(ちり)に同じ」です。今回(9回目)が最終回。あなたにとっての「眠り」の意義について探っていきましょう。

■眠りは「白か黒か」ではなく「白から黒の間の濃淡」

人は物事を単純化して考える癖があります。有りか無しか。するかしないか。しかし、物事はそんなに単純明快ではなく、つねにグラデーションがついています。つまり、「白か黒か」ではなく、「白から黒」の間には濃淡があるわけです。眠りについても同じです。「一睡もできなかった」から「ぐっすり眠れた」の間には濃淡があるのです。そして、その「眠り」の濃淡によって、日常生活への支障も変わってくるはずです。

にもかかわらず、「眠れたか否か」という二者択一思考に支配された状態では、「眠れなかったからやめておこう」と行動も二者択一に。グラデーション思考に切り替えられれば、行動も「するかしないか」ではなく、うまく眠れなかった日は、それなりの日常生活を送ればいいという判断ができるのです。

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