ゴリゴリバーガー、外国人には「ワイルド&クレイジー」と説明

「本物のナチョス」小サイズ(1600円)は300℃のオーブンで皿ごと焼き上げるスタイル

ナチョスは、トウモロコシ粉で作ったトルティーヤチップスの上にピクルスやワカモレ、チーズなどがトッピングされたスナック感覚のおつまみだが、同店のナチョスは、300℃のオーブンで皿ごと焼き上げられており、ピザのようなたたずまいだ。一見、ジャンキーに見えるが、バーガー同様、トッピングのバランスがきっちりと計算されているのだろう。味に安定感がある。

チリビーンズとサワークリームの組み合わせも印象的だ。このチリビーンズは中村さんの奥さんによる自家製。夫妻は、沖縄で子育てをしていた時期があり、ご近所の米国人から手ほどきを受けた料理の一つだそう。バーガーにもトッピングすることができる。

オーダーはスマホから。卓上のメニューには書いていないが、パティ1枚の「ゴリゴリバーガーJr」(1400円)もある

オーダーはQRコードを読み込み、スマートフォンで注文するスタイル。卓上のメニューには記載されていないが、パティを1枚サンドした「ゴリゴリバーガーJr」(1400円)もある。こちらのほうが一般的なレギュラーサイズに近いので、大食漢でない人にはちょうどいいだろう。

六本木まで足を運べない人には、通販がある。コロナ禍に始まったサービスが現在も続いていて、「自分で焼こうゴリゴリバーガー」というセットを冷凍で全国に発送している。チリビーンズやバーガーソースなども取り寄せられるそうだ。店のホームページとは別に、通販サイトは「聖ゴリゴリ商会」として独立しているので、気になる方は検索してみてほしい。

六本木通りに出ている、赤い立て看板が目印

最後にゴリゴリの由来を尋ねてみた。

「ふだんは僕からあえて言わないようにしているんです。生まれた地方で解釈が違うのも面白いですし、お客さんの自由にしておきたい。ただ、外国の方にはそうもいかないので、聞かれたら、“ワイルド&クレイジー”と答えています。大阪出身の僕がイメージする意味はこれが一番近い。ちなみに、その反意語がヘタレです。ここまで言えば関西出身の方は、ゴリゴリの意味が腑(ふ)に落ちるんじゃないでしょうか」

後日、再訪して「ゴリゴリバーガー」を食べてみた。パティ2枚のボリュームは圧巻だったが、レタスやトマトの入ったハンバーガーを食べるときのフラストレーションはなく、バーガーを味わうことに集中できた。やっぱりこれはクセになる。食欲の秋に限らず、訪れることになりそうだ。

(ライター 伊東由美子)

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