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サントリーコーポレートブランド戦略部の町野あかりさん

サントリーコーポレートブランド戦略部の町野あかりさん

サントリーグループで2015年に開校し、19年に学習プラットフォーム「My SU(マイエスユー、My Suntory University)」を導入するなど進化を続ける「サントリー大学」。前編『「学べ」では社員は動かず サントリー流社内コミュ術』では、学びの可視化や個別最適化について同社のピープル&カルチャー本部キャリア開発担当の服部亜起彦さんに話を聞いた。

後編ではサントリー大学のグローバル学部内にある「キャリアチャレンジ(現在はグローバルチャレンジに改称)」と、デジタル学部内の「デジタルチャレンジ」という二つの制度を使ってリスキリングし、現在はコーポレートブランド戦略部で海外ブランディングを担当する町野あかりさん(30)のケースを紹介する。

2014年入社の町野さんのキャリアは、長野支店でのスーパー・小売店向けの営業から始まった。入社直後の5月に、サントリーホールディングスが米国の蒸留酒大手だったビーム社(現ビームサントリー)を買収したことで、町野さんの中に「いつか自分もグローバルな環境で働いてみたい」という思いが芽生えた。

シンガポールの営業研修で受けた衝撃

だが支店営業は忙しく、目の前の業務をこなすだけで精いっぱいの日々が続いた。転機となったのは入社5年目、シンガポールで行われた営業研修だ。そこで英語を駆使しながら異なる文化的背景を持つ人々とイキイキと働く社員の姿を目の当たりにし、衝撃を受けた。

「漠然と夢見ていた『グローバルに働く』というのがどういうことなのか、ぐっとリアルに感じられました。でも、自分自身を顧みるとグローバルに働く準備は何一つできていなくて、これはまずいと」

何から手をつければいいのか模索していた時、目に留まったのが社内のイントラで紹介されていた「キャリアチャレンジ制度」だった。

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