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サントリーのピープル&カルチャー本部キャリア開発担当、服部亜起彦さん

サントリーのピープル&カルチャー本部キャリア開発担当、服部亜起彦さん

企業が社員のリスキリングを促す場として「企業内大学」を設置する事例が相次いでいる。変化の激しい時代に、社員が新たなスキルを習得する学びの場は、どのように運営されているのか。第5回はサントリーグループの「サントリー大学」を取り上げる。

前編では同社のピープル&カルチャー本部キャリア開発担当の服部亜起彦さんにインタビュー。後編の『「自分に負荷をかけ急成長」 英語・デジタル連続研修』では、新たにサントリー大学に設置された「グローバル学部」と「デジタル学部」でハードなリスキリングに挑んだという30歳の社員のケースを紹介する。

サントリー大学の開校は2015年。きっかけは前年にサントリーグループが蒸留酒大手の米ビーム(現ビームサントリー)を買収し、社内でグローバル化が強く意識されるようになったことだ。世界中のサントリアン(サントリー社員)が、「やってみなはれ」という創業の精神を共有し、学び続け、成長できる場を作ることが組織の成長につながるという考えのもと、新浪剛史社長を学長としてスタートした。

19年には社内での学びに関するすべての情報と機会をワンストップで提供するプラットフォーム「MySU」(マイエスユー、My Suntory University)を導入。以前は、イントラネット上にランダムに並んでいた各種のコンテンツが整理された形で一覧できるようになり、受講やイベント参加の申し込み、受講のデータ蓄積や進捗管理も可能になった。

MySU(マイエスユー)のトップ画面

MySU(マイエスユー)のトップ画面

ピープル&カルチャー本部キャリア開発担当の服部亜起彦さんは「導入の狙いは学びの見える化と個別最適化にあった」と語る。

「MySUではサントリアンとして求められるスキルセットも明示しています。社員はそのスキルセットと自分の業務パフォーマンス、上長とのコミュニケーションの中で感じている課題を突き合わせることで、自分の今のレベルや足りないスキルに気づくことができるはずです。さらにMySU上で学ぶべきコンテンツがわかりやすく提示されることで、自分にあった学びを見つけられると考えています」(服部さん)

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