水分を少なめにしてドライカレー風に

お次はサバカレー缶を使ったメスティン炊き込みごはんだ。水分を少なめにして炊くと、パラッとした食感のドライカレー風になっておいしいのであります。

元は弁当箱だったというメスティン

使うのは極洋の「さばのカレー煮込み」。内容量が100グラムで、他社のサバカレー(おおむね150~200グラム)に比べて小容量だから、缶汁自体も少なくて都合がいい。

1合の米に、缶汁と水を合わせて200ミリリットルにした混合液を加えて、30分以上放置する。塩をひとつまみ入れてかき混ぜたら、炊飯開始。炊き上がったら、最後にサバの身を乗せて『缶成』(完成)であります。

一般的に、米1合を炊くのには水が220〜240ミリリットル必要になる(好みによって変わるが)。それより少ない200ミリリットルで炊くには、あらかじめ米に水をしっかり吸わせておけば失敗が少ない。

ちなみに、炊き上がってからサバを乗せるのは、身のパサつきを防ぐため。最初から米と一緒に炊いてしまうと、サバに過剰な熱が加わって、脂や水分が抜けてしまうのだ。

メスティンの元祖はスウェーデンのトランギア社がつくったもので、発売当初は食品容器だったという。つまり弁当箱のようなものだったのだ。それが日本では「おいしいごはんが炊ける」と人気が広まり、今やすっかり「飯ごう」として定着したのが面白い。

形状が細長いので、炊飯するにはちょっとしたコツがある。火力が一点に集中しないよう、時々メスティンの位置をずらしたり、火と鍋底の間にバーナーパッドという細かい金網を挟んで焦げ付きを防止したりといった様々なテクニックだ。より詳しいことを知りたい人は、アウトドア専門誌やサイトを参考にしてほしい。

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