日経クロステック

自信を持って前のめりにキャリアを積んでいくには、一体どうしたらよいのでしょうか(写真はイメージ)=PIXTA

1.好奇心旺盛な人材になる

常に「それ何? 何が起こっているの?」という気持ちを持つことは大切です。1社で働くにせよ転職するにせよ、自分の知らないことに対して「それ、何?何?」「なんでそんなニーズがあるの」と興味を持つのです。少しでも関心を持つことが、視野を広げたり、人間関係を広げたりすることにつながります。

好奇心が持てない人は、自分から人に話を聞いたり情報を集めたりしようという気が起こらないため、世界が広がりません。周りに人も集まりにくいのではないでしょうか。

2.探究心や知識欲を持つ

リスキリングやリカレントといった言葉で表現されていますが、学び直しの重要性は高まっています。社会人になってからも、自分が関心を持った事柄については徹底的に探究することが必要です。

これからの時代、教えられるのを待つのではなく、まず自分で調べてみる姿勢が不可欠です。そのうえで「自分はこう思うけれど、その見方は間違っていないかな」と周りに働きかけることが必要でしょう。

自分で調べずに他人に聞いてばかり、というのはいただけません。ネットのおかげで調べ物は飛躍的に楽になりました。年長者だけでなく、年下の若手にも「まず自分で調べてから質問してください」と説教されること間違いないでしょう。

3.学習目標を設定する

これだけ情報があふれている時代です。好奇心を持った項目について調べ始めたら、時間がいくらあっても足りません。好奇心を無限大に持つことは大切ですが、目標や終着点を決めずに情報収集していては、検索で一日が終わってしまいます。

業務外の時間を使って自分の好奇心を満たすのはもちろん問題ないのですが、業務に関わることについては目標や狙い、制限時間を設けたうえで情報収集しましょう。テーマは○○、情報収集を1時間、アウトプットはA4用紙に1枚でまとめる、項目は3つで文字数は何字程度、などと具体的に決めておくとよいでしょう。

4.興味関心の対象を広げて探究するよう、自分の背中を押す

調べ物をしただけでは視野は広がりません。自らその世界に触れ、体験することも重要です。

筆者はライフワークとして、学生の就職支援をボランティアで手掛けています。筆者は支援する側ですが、実際には学生から学ぶことがたくさんあります。学生から、新しい注目のキーワードを教えてもらうことも多々あります。

50代の筆者が知らないキーワード、若者のトレンドを知ることは、筆者の仕事に役立ちます。そうした若手社員の育成に悩む企業のコンサルティングをするうえで、知っておいて損はないのです。

例えば「フェアトレード」。物価や人件費の差を前提に利益を生み出すのが当然とされてきた50代にしてみれば、なぜそのギャップを埋めて企業活動をするのか、その感覚はすぐには理解できないでしょう。実際に若者に接し、直接対話することで見えてくることがあります。