MEN’S EX

2023/1/23

“着こなす楽しみ”こそタイの醍醐味

ディストリクト ユナイテッドアローズ

長倉誠勝さん(左)

「コロナ禍を経て、むしろタイを頻繁に身につけるようになりました、ジャケット、インナーにタイというピースが加わるだけで、着こなしの可能性がグッと広がりますよね。今年は英国調が気分なので、AD56のチェックタイにツイードジャケット、タッターソールでトラッドにまとめました」

‘50年代の極太タイで3ピースを遊ぶ

ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 サブマネージャー

田中裕人さん(中)

「きょうは“ここぞ”というときのタイを締めてきました。アメリカのタウンクラフトというブランドで、1950年代のヴィンテージ。半世紀以上も前のものなのに、今身につけても格好いいのがすごいですよね。大剣幅が10㎝以上あるところも魅力。これがアットリーニの3ピースと相性抜群なんです」

色数を絞りつつ素材で遊ぶ。今はそんな気分

ユナイテッドアローズ プレス

藤原和広さん(右)

「タイは今季のフラテッリ ルイージ。全身をグレー基調で統一しつつ、温かみあるツイードやツイルのタイ、スエードの靴などいろいろな素材を取り入れて奥行きを意識しています。ちなみにタイはウール×シルクのツイル組織。無地タイでも表情豊かなところが気に入っていますね」

◇  ◇

タイは、人を安心させる力を秘めている

アイネックス 商品戦略部部長

並木孝之さん

「ネクタイメーカーとして、タイドアップ再評価の潮流はひしひしと感じています。コロナ禍で一度はリラックスに流れましたけれど、やはり男のエレガンスはネクタイなくして完全に発揮できません。それにタイって、相手を安心させる力があると思うんです。ビシッとタイドアップしていれば、“この人は誠実そうだな”、“信頼できそうだな”と相手に思わせることができる。つまり安心感を与えられるということです。そんな思いを込めて、今日はグレーフラノスーツにストライプタイというシックな服装にしました。とはいえ“今”の気分はしっかり入れています。今年はグレーとグリーンの組み合わせに注目していて、その配色を取り入れてみました。ちなみにタイの素材はシルクですが、あえて光沢を抑えて仕上げたものを合わせることで、起毛感あるフラノの表情と調和させています」

◇  ◇

ネクタイは装いのバランスを決める画竜点睛

RINKAK PRODUCE COMPANY UNISON クリエイティブ ディレクター

沖 哲也さん

「装うことに関して、私が最も重要視しているのが“バランス”です。素材や色、シルエットなどはもちろん、モノに宿るバックグラウンドやストーリーも意識しながらコーディネートを組み立てていく。これが肝心だと考えています。そして、ネクタイは装い全体のバランスを左右する重要なポイント、いわば画竜点睛(がりょうてんせい)です。きょう締めたのは、20年近く前に入手したフランコ ミヌッチ。もともとは芯地が入っていたのですが、より軽快感を高めるべく剣先の芯を抜いてカスタマイズしました。ヴィンテージ調の独特な生地感に合わせてツイードジャケットを羽織りつつ、タイと同様長年愛用しているエルメスのバッグとリーバイスのビッグEをチョイス。こんな具合に、色々なバランスを整えていくのがすごく好きなんですよね」

※表示価格は税込みです。

撮影=恩田拓治、吉嗣裕馬 構成・文=小曽根広光

MEN'S EX

[MEN’S EX Winter 2022の記事を再構成]


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