男らしさが魅力のレザーアウター。とはいえハードすぎるのは少々イマドキではありません。そこでオススメしたいのが黒ではないダークカラーの一着。定番の黒よりハードさを抑えて、なおかつシックな印象は損なわない。まさに、エレガンスと男らしさを兼備した、パーフェクトなレザースタイルが楽しめます。
黒レザーよりも、ほどよく優しい印象に
「革ジャン」といえば黒色レザーがひとつの定番。たしかに男らしく精悍(せいかん)な印象が一発でアピールできるアイテムの筆頭ですが、その半面、イカついイメージが付いて回るものでもあります。
とはいえ、男らしい雰囲気がまったく皆無であるのも寂しいかぎり。そこで黒レザーよりも着こなしやすく、かつ使い勝手のいいアイテムとして、今季注目したいのがダークカラーのレザーアウターです。
レザーならではの男らしさは保ちつつも、ひと味違う優しさが宿るのが最大のポイント。合わせる他のアイテムを、ホワイトを基調にしたクリーンなものに徹すれば、よりマイルドな印象を抱かせることが可能です。
今回は、そんなダークカラーの色レザーのこなし方をフィーチャーします。
明るいホワイト系ミックスでより好印象に
ダークグリーンやダークネイビーのレザーアウターは、革ジャンならではのワイルドさはそのままに、複雑な味わいや感度の高さをさりげなく感じさせる一着。黒革とは異なり、ほどほどに精悍であるのがポイントです。
ただし、この繊細な味わいをフルに生かすためには着こなし方が重要です。あえてインナーやパンツに明るいホワイト系を選んで、クリーンな要素を積極的に組み合わせるのが効果的。そうすることで繊細なダークカラーの味わいが、より引き立って見えるのです。
■POINT 1
前開けで着れば、レザーの表情は際立ちます
こちらの一着はダークオリーブレザーが目を引くブルゾンタイプ。確かにダーク系ですが、黒ではない微妙な色使いに個性と味わいが感じられます。セーターとパンツをホワイトに統一することで、微妙なカラーの繊細さが計算された洒落(しゃれ)感として際立ちます。フロント全開にすれば、そのコントラストはさらに明確になります。
■POINT 2
ほどユルのパンツでくつろぎ感を取り入れて
また、ほどユルのパンツを選んでくつろぎ感を取り入れることも、ハードさを回避する大事なポイントです。シューズは、レザーアウターとダークカラーでシンクロさせたほうが引き締まって見えるだけでなく、ホワイトのクリーンさが強調できます。抜け感のあるローファーが理想的。お洒落で知的なレザースタイルの出来上がりです。