2022/4/6

今は新型コロナウイルス禍で制約がありますが、本来は実際に会い、酒でも酌み交わしながら互いを知ることから始めるのが良いと思います。もちろん、それには「飲み代」という資金が必要になります。うまくいく時ばかりではありません、無駄になることもあります。でも、それは投資です。もし、1度お会いして続かなくても、それも1つのご縁。でも、何か気になった時は積極的に自らその縁をつなげるようにしています。これを何年も続けていると、知人の輪の重なりが見つかったりして広がっていき、すぐにではなくても何年後かに新たな縁を呼び込むということが連鎖的に生まれてきます。

計画的偶発性理論にもさまざまな論評があるようですが、学説としてはともかく、人生でのさまざまな出会いを単に偶然のものとして片付けるのではなく、どうしたら次につながるだろうか、どうしたらもっと面白いことが起きるだろうか、あの人とこの人を組み合わせたらどんなことが起きるだろうかなどと常に頭を巡らせる癖を持つと良いと思います。

人との出会い ちょっとだけずうずうしく

街で久しぶりに知り合いに偶然会った時、「偶然だなあ、元気? じゃあまたな」で終わりにしていないでしょうか。セミナーや講演会などで魅力的な講師に出会っても、名刺を渡すだけで終わってはいないでしょうか。そこからもう1歩踏み出して、偶然の出会いを必然にすべく行動を起こしてみることで、その後の展開は大きく変わります。

相手から返事が無かったりしても、何も失うものはありません。ほんのちょっとだけずうずうしくなってみると、それがいつか縁となって戻ってくるものです。会社の組織から離れた後のセカンドキャリアは人の縁こそがものをいいます。偶然を必然に。意識してみてはいかがですか。

小沢松彦
 1962年名古屋市生まれ。85年早稲田大学卒業後、博報堂入社。営業部長や広報部長などを歴任し、2014年に早期退職。セカンドキャリア支援の一般社団法人、社会人材学舎の起業に参加し、後に自身で主に中小企業のバリュー開発・社員教育を手掛ける会社「sfidaM(スフィーダム)」、企業戦略の伴走支援ユニット「Halumni(ハルムナイ)」を設立。現在は経済同友会と兼業。

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