上質感と快適性を悟られることなく両立

優しさ :60%
男らしさ:40%
その名もトレーニングスーツ。素材はウールにカシミヤ、そしてポリウレタンをブレンドすることで、天然素材ならではの上質さを訴えながら、着心地は実に軽くスポーティーです。高度なテーラリング技術をもってして作られたアンコン仕立ては、見た目にあからさまな快適性など皆無。白シャツを合わせたこの着こなしを見て、誰がトレーニングスーツなんて名前を想像できます?
■ポイント 1 シメるところはシメる、その強弱が大事です

スーツの定番色のなかでも、比較的優しい印象をもたれるヘザーグレー。特に妙齢の男性が着るとそのイメージは強くなり、女性からのウケも抜群です。とはいえ、優しさばかりでは退屈。タイをダークカラーにし、さらに黒フチ眼鏡で男性的な強さを演出したいところ。そのギャップに、女性陣はヤラレちゃうのです。
■ポイント 2 腰回りにさりげなく遊び=大人の色気を

ヘザーグレーのスーツに白シャツという組み合わせは、ともすれば印象が薄くもなりがち。そこで、ベルトでひと遊びを。彫金が施されたプンターレ付きベルトで、端正なだけで終わらないスーツスタイルに。これ、さりげなくも結構アイキャッチになるんです。腰回りに女性の視線が集まるのは、やぶさかではありませんしね。
■ポイント 3 イマドキは、ガツンとブーツもアリなんです

シリアスなビジネスシーンならもちろん紳士靴で構いませんが、日常的なオフィス使いならブーツを合わせてみちゃうのもアリ。ひと昔前ならありえませんが、カジュアルに寛容になった今こそ、こんな足元選びを楽しめます。とはいえ、茶レザーだと少々ラフさが過ぎるかと。黒レザーで無骨さをやや抑えるのが鉄則です。
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※表示価格は税込みです。
写真/HIRO KIMURA(W) スタイリング/四方章敬 ヘアメイク/向後信行 文/安岡将文
[ウェブサイト『LEON.JP』2021年11月8日公開の記事を再構成]
SUITS OF THE YEAR 2021
アフターコロナを見据え、チャレンジ精神に富んだ7人を表彰。情熱と創意工夫、明るく前向きに物事に取り組む姿勢が、スーツスタイルを一層引き立てる。