スーツは男の勝負服 今求められるのは柔らかさと軽さ

2021/11/25
LEON

かつてスーツは、男の威厳と規律を示す装いでした。時代は変わり、いまやスーツに求められるのは軽さと柔らかさ。とはいえ、やっぱり男の勝負服には変わりありませんけどね。




バック トゥ オフィス機運高まる今こそ、スーツ見直しの好機

カジュアルに寛容になったビジネススタイル。スーツを着ることが当たり前でなくなった昨今ですが、だからこそスーツがもつ男らしさや威厳は逆に高まっています。とはいえ、お堅いスーツを着なくちゃいけないわけではありません。見た目はキッチリ、着心地はヤンワリ、つまりスーツもマイルド&ワイルドでいいんです。

見た目には構築感がありながら、着心地は軽くて柔らか。この両立は、イマドキなスーツにおけるスタンダードになっています。でも、見た目とはいえキッチリ感がありすぎるのも時代感とのミスマッチが。タイやシューズ、ベルトなどで、イマドキなカジュアル感や優しさをにじませたいものです。いわば、柔よく剛を制すってコトです。

スーツが当たり前でなくなったとはいえ、女性からのスーツモテは相変わらず。ビジネスだけでなく、デートシーンでの勝負服としても大活躍してくれるはず。着心地にストレスがないスーツを手に入れることは、つまり抜け駆けするチャンスですよ。

重厚感がウリだったダブルも、今はソフトが主流

スーツ13万2000円/タリアトーレ、シャツ2万9700円/アトリエ・ゴティエ(ともにビームス 六本木ヒルズ)、タイ2万2000円/セブンフォールド(ストラスブルゴ)、時計616万円/フランク ミュラー(フランク ミュラー ウォッチランド東京)、靴3万9000円/フェランテ(エスディーアイ)、靴下はスタイリスト私物
この着こなしの“優しさ”と“男らしさ”の割合は?
優しさ :30%
男らしさ:70%

4つボタンのダブルブレスト、そしてブラック。貫禄と威厳を示すには、うってつけのセットアップです。タリアトーレへのブリッラ ペル イル グストの別注となるコチラは、一見構築的でありながら、その着心地は実にソフト。2プリーツ入りスラックスとともに、クラシックにしてモダン、そしてオトコらしさと優しさを両立する仕上がりになっています。

ポイント 1 とはいえ貫禄顔なので、シャツ&タイで優しさ注入

着心地はソフトでも、見た目には貫禄たっぷりなダブルブレスト。白シャツにストライプやソリッドタイではなく、ライトベージュシャツにドット柄のニットタイを合わせることで、その優しい着心地をVゾーンでもアピールできます。ダブル=クラシック一辺倒でなくなった今、こんな合わせが大人の余裕として映ります。

ポイント 2 案外足元こそがカギだったりします

王道はストレートチップ、ちょっとハズしてダブルモンクといったところでしょうが、イマドキはダブルブレストの一着ももっと遊びを効かせてOK。例えば、こんなスリップオンだってアリなんです。この足元の抜け感が、ダブルブレストの貫禄や威厳を柔和に。威圧感のあるダブルブレストを、優しく見せてくれます。

次のページ
上質感と快適性を悟られることなく両立
SUITS OF THE YEAR 2021
Watch Special 2021
Instagram