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従来は経営陣の個人的なツテなどで弁護士や大学教授、著名人が選ばれるケースが多かった「社外取締役」。2021年のコーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)改定で女性の社外取締役へのニーズが高まる中、事業会社で経験・スキルを積んだ女性が自ら手を挙げ、選任されるケースも増えている。その1人、斉木愛子さん(38)は現在、上場企業を含む3社で社外取締役を務めている。業界や職種を変えながらスキルをアドオン(拡張)してきたという斉木さん。望むキャリアを手に入れる方法とは。

多くの女性からダイレクトメール

22年2月。斉木愛子さんは、不動産ファンドを手がける上場企業、ファンドクリエーショングループの中核子会社の社外取締役に就任した。そのことをSNS(交流サイト)に投稿すると、多くの女性からダイレクトメールが届いた。

「私も社外取締役に興味があります」

「どのようにしてなったのですか。詳しく教えてください」

従来、社外取締役といえば、士業や研究者、元スポーツ選手など著名人が選任されることが多かった。一方、斉木さんは自身のこれまでの経験・スキルをスキルマップにまとめ、自ら売り込むという新たなアプローチをとった。そのことが、最近増えている「社外取締役」を目指す女性たちの関心を引いたのだ。

斉木さんの現在のスキルマップが上の図だ。「ダイバーシティ・ESG」「ファイナンス」「ベンチャー企業PR/IR/GR」「テクノロジー」「社外取締役経験」という5つの領域ごとに、関連する経験が書き込まれている。このマップはどんなキャリアを経てできたのだろう。

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