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新たなスキルを身につけて自分らしい働き方を再発見した人から、リスキリングのヒントを聞く連載「my リスキリングストーリー」。今回は、キャビンアテンダントとしてのキャリアを続けながらリスキリングに取り組み、現在Webデザイナーとしても活躍する三橋由美さんです。

CAとWebデザイナー、どちらも夢中で

2005年の大学卒業と同時にキャビンアテンダントとして働き始めた三橋由美さんは、第2子の育休中だった19年、ゼロからWebデザインを学び始めた。現在はすでにキャビンアテンダントとWebデザイナーの「二足のわらじ」で活躍している。

「Webデザインの仕事は、基本的に個人事業主からのサイト制作を請け負うことが多いです。修正や保守管理の依頼もありますね」

現在は育休も明け、キャビンアテンダントとして月に3〜4回ほど海外へのフライトがある三橋さん。1往復あたり3〜4日間の拘束だが、復路と往路の間は24時間の待機時間が発生する。その時間は次のフライトに支障が出なければ、ステイ中にWebデザインの作業をすることもあるという。

「フライトは夜発なので、日中に子どもの用事や家事を済ませて、機内の休憩時間で3時間ほど寝ます。いつでもどこでも寝られるスキルを生かして(笑)。到着後の待機時間は、Webデザインの仕事をして過ごすことも多いです。Webデザインはパソコン一つでできるうえ、本当にやるのが好きなんです」

三橋さんは、どちらの仕事も本当に楽しいと話す。本業だけで手いっぱいにならず、副業にも取り組むモチベーションはどこにあったのだろうか。

「一つは、私が勤める北欧の航空会社の環境だと思います。キャビンアテンダントをしながら会社を経営している人や看護師資格を持ちながら働く人など、副業が当たり前の環境です。もう一つは、もともとの私の好奇心。新卒で海外の航空会社に入ったのですが、当時から日本にいるときにはなるべく単発で働けるバイトを入れて、ショップの店員からIT企業の受付などいろいろ体験しました。社会を観察するようで面白かったんです。子どもが生まれてからは、自分の興味や特技を生かそうと、ベビーマッサージや英会話教室の先生にも挑戦しましたね」

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