
ハードワークが続くと、どこか近場でいい湯につかりたいと切実に思うことがある。それが泉質も良く眺望も抜群だったら最高だ。大きな空と一面の緑だったり、東京湾ときらめく夜景だったり、はたまた京都・鴨川と東山の山並みを眺めながらウェルビーイングプログラムや充実の朝食や気の利いたおもてなしだったり。東京都内と京都市内でぜいたくな息抜きができる「絶景パノラマ温泉ホテル」を3つご紹介しよう。
東京・新宿駅からJR中央線で約30分。目の前に国営昭和記念公園の緑が広がる温泉水のインフィニティプールに驚かされるのが東京・立川にある「SORANO HOTEL(ソラノホテル)」だ。立川駅から徒歩8分、緑あふれる中にパブリックアートが点在し、しゃれたショップや飲食店が集まる「グリーンスプリングス」の一角にある。
ロビーはルーバーが組まれた高い天井で、全面ガラスの向こうには公園の緑が映える。フランス出身のデザイナーによるインテリアは、ナチュラルな和のイメージも漂わせながら、そのスケール感は海外のホテルのようでもある。非日常な感じに包まれて11階の最上階を訪れると、そこには一年中泳げるように加温された温泉水のインフィニティプールが広がる。ここが東京であることを忘れてしまいそうな解放感だ。
ホテルのコンセプトは、ウェルビーイング。10階と11階の2フロアにわたって独自に掘削した温泉水を使用した様々な施設が入る。10階にも温泉水インドアプールとジャグジー、さらにインドアスパやナノミストサウナ、ジムスタジオなどがある。使用料は、一人一泊につき2200円(税込み)。ジムスタジオで行うコンディショニングは、3D ボディースキャナーで 体成分を分析、さらに動作の測定評価をした上で、一人一人に合ったボディーバランス改善や弱点強化などのエクササイズを提案してくれる(別途料金)。

客室は、すべて52平方メートル以上でパークビュー、バルコニー付き。4人で泊まる際にテーブルを囲んでベッドが並ぶレイアウトにできる部屋もあって、エキストラベッドチャージなしで、客室料金は変わらない。ワンちゃんと一緒に滞在できるドッグフレンドリールームやキッチン付きのスパスイートも。プールやスパを満喫した後、ゆったりと泊まれるのがうれしい。