Vゾーンは対面した相手の目に真っ先に飛び込む箇所であり、どんな男であるかを描き出す絶好のキャンバス。上手にタイやシャツを合わせ、成熟した男の知性とセンスを表現したい。
春先まで重宝する万能インナー「モックネックニット」
ジャケットやスーツのインに重宝するタートルネックだが、寒さが徐々に和らぐこれからはモックネックもおすすめだ。モックとは“まがいもの”の意味で、一見タートル風ながら、襟を折り返していないのがポイント。ゆえに首回りがタートルよりすっきり仕上がり、春になっても十分着用できる。それでいて肌の露出が少ないため、丸首ニットより見栄えはシック。大人の新たな万能インナーとして活用してほしい。
■DRUMOHR(ドルモア)
極上ウールの三本撚(よ)りの糸を30ゲージで編み立て、スムースでとろけるようなタッチに仕上げた一枚。シルエットは程よくゆとりを確保し今らしく、袖口や裾のリブを排してカットソー的に仕立てたところもモダンな印象を強めている。3万3000円(バインド ピーアール)
入門編 ベーシックカラーの「モックネックニット」
モックネックはタートルの折り曲げた襟よりネック長の短いものが多く、首の短い日本人に似合うのも魅力。白や紺などのベーシックカラーなら着こなしも選ばない。
■GIM(ジム)=左
日本のニット専業ブランドのバーニーズ別注作。モンゴルカシミヤ100%を7ゲージの両畦(あぜ)で編み立てた。前後の丈に差を付けたボディーは両裾にスリット入り。4万6200円(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター)
■JOHN SMEDLEY(ジョン スメドレー)=右
得意の30ゲージではなく、やや厚地の24ゲージ。白ならこのくらい厚手のほうが落ち着いて着用できるだろう。やや低めのネックも着回しやすそうだ、ウール100%。3万8500円(リーミルズ エージェンシー)